不易流行、芭蕉
昨日、嵐山光三朗さんの不良定年の薦めとか本を読んだ人から、芭蕉が「不易流行」と云う言葉を弟子に教えたと云う話しを聴いた。
不易とは、自分の主張を持つと云う意味らしい。つまり、「頑固にかつ流行に乗る」と云ったニュアンスの言葉と云う。自分独特の深い人生観を持ちながら、かつ世間と調和して生きる生き方である。
そして、「古池や蛙飛び込む水の音」の句に、深い人生描写があるとの説も聴いた。静寂の水面に、蛙のポチャンと云う波が起き、そして水の波紋は広がり、また静寂の水に帰って行く。宇宙に、ポチャンと云う水音と波紋を残すことを人生に例えてている。
"蛙飛び込む水の音"に人生を描写か。ちょっと芭蕉への理解が深まった想いがした。
Comments
古池や・・・の句に、深い意味が込められているのですね。
視野が広がった気がします。
Posted by: のほほん | July 08, 2007 07:14 PM
のほほんさん、人生と古池の蛙の波紋って、何と云う素晴らしい描写かと、禅的な描写かと、思いましたよ。
Posted by: life-artist | July 09, 2007 12:27 AM