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July 05, 2007

中東の混迷、選挙と民主主義

昨日は、中東問題に特別な関心があり、今後のパイプ作りを目指しておられる国会議員の方と、会社のアラブ人の代表との会食に同席した。国会議員自身、官僚を頼らず、地道なこのような活動をしている人がいることは、驚きであり、頼もしいことだと思った。

会社のアラブ人代表がイラクの現状をコメントする中で、私は、改めて米国のもたらした選挙と民主主義のジレンマを感じざるをえなかった。イラクでは、今まで歴史的に少数派に支配されてきた多数派のシーア派、クルド族が政権の中核になった。そのことが、イラク国内のみならず、周辺のアラブ諸国にも不安定をもたらしつつある。パレスチナでも、選挙で、過激派のハマスが多数派を占め、混迷を増すなど、選挙による民主主義が万能ではないことが明るみになってきた。

人間の身体の手術の時に起こる拒絶反応ように、選挙と民主主義はアラブ世界には、過激なショック療法なのかも知れない。徐々に、長い年月をかけて選挙と民主主義を勝ちとってきた欧米先進国には分からない世界がそこには厳然としてあるように感じる。過激な絶対的支配と、被支配の関係は、一挙に選挙と民主主義を移植しても大きな拒絶反応が発症するのだと思う。私にとって、歴史観や世界観が変わる、中東の現状である。

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