娘のオムツを買った場所
会社に入り、九州出身の私が初めての勤務地、新潟で、誰も知り合いのいない淋しい思いをしていたころ、会社の独身寮そばの御夫婦が、家族ぐるみの付き合いをしてくれた。私が、NHKの英会話のテキストで、英語同好会を呼びかけた時に来てくれた人が、近所の人だった。大晦日に、家に呼んでくれて、一緒に年越しをした事もあった。
その後、東京に転勤してからも、時々そのご夫婦を訪ねることが楽しみになった。週末から新潟へ来て、昨日ご夫婦を訪問した。 訪問の後、ご主人が私を車で新潟駅方面に送って下さる時に運転中に不図おっしゃたた。通りかかった薬屋が、赤ちゃんだった娘を連れて新潟に遊びに来た私達夫婦がオムツを買った薬屋だったと云う。私はすっかり忘れていたが、ご主人は、この店の前を通るといつも私の娘を想い出すとおっしゃった。
何気ない想い出を語って頂いた言葉に、助手席で、何だかとても感動を覚えた。
Comments
どこかで誰かが、自分や身内のことを思い出してくれるというのは嬉しいことですね。
Posted by: のほほん | February 24, 2007 05:46 AM
のほほんさん、自分の忘れていた自分のことを想い出して頂くことは、大変嬉しいことです。
Posted by: life-artist | February 24, 2007 03:14 PM