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January 06, 2007

硫黄島からの手紙

昨日終業後、夜川崎チネチッタで「父親達の星条旗」を見た。そして今朝、雨の中、「硫黄島からの手紙」も見て、念願の二つの映画を見ることが出来、ほっとした。

島の周りを埋め尽くす圧倒的な軍事力の米軍(上陸軍6万、艦船補給軍22万)を見ても、孤立劣勢2万の日本軍は、怯まず、1日でも長く本土空爆を遅らせようと35日もゲリラ戦で持ち堪えた。昭和20年2月末、硫黄島陥落の後、東京大空襲へと進んで行く。硫黄島の兵士が、武士道の潔い死に方ではなく、ただ1日でも長く、米軍の本土攻撃を遅らせようと、地獄のような環境で地を這い、戦ったことを覚えておきたい。2日3日で決着が付くような戦いを、35日も堪えてくれた栗林中将率いる日本軍が硫黄島にいたことを覚えておきたい。

日常何気なく過ごす35日と云う短い日々も、かつて、この様に生命を賭して守ろうとした兵士がいたことを覚えておきたい。日本の平穏な日を1日でも長く、続けられるために玉砕して逝った2万の兵士がいたことを覚えておきたい。そして、自分の送る何気ない1日の有り難さも、幾多の英霊に感謝を禁じ得ない気持ちになる。

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