初めての歌声喫茶
昨日、人生で初めて、新宿の歌声喫茶"ともしび"に行った。東京シテイーガイド文学グループ有志7名。歌声喫茶は、何十年も噂に聴いていたが、敢えて無理してまで行くほどの場所ではないと思っていた。
行ってみると、私が上京した1970年ころの東京の雰囲気があり、美しい歌のオンパレード。昔聴いたメロデイーに、またその歌詞に、深い人生の味わいや芸術性を感じた。歌っていたら、何か民話を聴いている時のような、穏やかな好奇心が心地好かった。
私が大学卒業後、新潟で勤務、二人部屋の寮に住んでいるころ、九州の母がくれた手紙に、幾山河隔てても心は繋がっていますとの文があったことを想い出した。ロシア民謡”灯火”に「♪海山はるかに隔つとも、二人の心に熱く燃える、こがねの灯火とわに消えず」の歌詞を見つけ、母が確かにこの歌を愛唱していただろうことを想った。
「♪帰れ帰れもう一度、命かけたあの夢」、山の娘ロザリオのメロデイーの懐かしさ。そして、最近この歌声喫茶でも最高の人気になっている、「千の風になって」のCDを買って帰った。沢山の人生への想いを反芻させながら、歌声喫茶を後にした。
Comments
life-artistさん おはようございます!
朝一番のご訪問ありがとうございました。
東京に行ったら是非「歌声喫茶に行きたい」というのが高校生の時に夢でした。
私が行ったのも”ともしび”だったのでしょうか。
Posted by: りりー姫 | December 17, 2006 07:34 AM
リリー姫さん、ともしびは52年になると云っていました。この店は、色んな人生ドラマを見てきたのでしょう。時に、ひとりでふらりと行きたくなる店でした。
Posted by: life-artist | December 17, 2006 09:26 PM