金閣寺と裏山
金閣寺は、周りの木々や池や裏山と一体となって、その美しさがあると云う。
裏山が無くなって、周りの木々が無くなって、金閣寺だけが残ったとしたら、どうなるのだろう? 想像して試る。確かに、広っぱに、金閣寺だけでは、滑稽な建物のように思える。
一方、「金閣寺が無くても、その木々や池や裏山は、金閣寺だけの建物よりも美しいと思う」と云うのが、宗教学者・山折哲雄さんとはの考えであった。
ちょっと裏山へ入り、金閣寺の方をを見ると、すっぽりと金閣寺が木々の中に消えてしまうと云う。そこが、日本の美学の原点だと山折さんは云う。
金閣寺より、木々や山々が主役だったのか? 人生の小さな気づき。
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