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October 27, 2006

"ひだるか"

昨日夜、下北沢で映画"ひだるか"を見た。"ひだるか"とは九州・三池の言葉で、「ひもじくてだるい」状態の言葉。確かに、故郷で聴いたことがあった。

総資本対総労働の戦争だった三池争議を、その子供の世代が描いた映画だった。弟を大学に出すために、第2組合に入ったヒロインの父。社会や生きて行く為には第2組合的な生き方が求められることが多いのが人生。

指名解雇された労働者1200名を、全国の労働者がカンパして支援したころの炭鉱労働者の主婦達の映像も残っていた。女達も貧しくとも、団結して戦った。ホッパー(石炭出荷施設)の前の攻防に命がけで、2万5千人がピケをはり、1万人の警察官と対峙した。

私は、江戸時代の"天草の乱"のようなものを感じた。労働者が余りにも美しく、哀しく滅びていった。生前、父母に三池争議について意見を聞いたことは無かったが、炭鉱関係者ではなかったが、父母は、まちがいなく第1組合を支持したと思う。私達兄弟姉妹6人を育てた実際の生き方とは違っても。

"ひだるか"は三池以外の土地では、よく「ひもじい」の意味に使われるという。"ひだるか"は過酷な炭鉱労働者が、作業中に疲れて、"腹はすいているのだが、身体がだるくて食べられないような状態"を表現したのだと思う。

監督は、この"ひだるか"感と現代社会を、重ねて捉えている。真剣に生きる、必死に生きることに、人生への愛しさを感じながら、深夜の賑やかな下北沢をあとにした。

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Comments

はじめまして。
「ひだるか」の監督の港です。
三池高校の先輩でもあるようですね。

「ひだるか」を深く捉えて頂いてありがとう
ございます。

嬉しかった・・・・・

この映画づくりを応援してくれた仲間たちに
も、ぜひ、読んでもらいたいと思います。

よろしいでしょうか?

これからも、よろしくお願い致します。

港 拝

Posted by: 港健二郎 | October 30, 2006 at 11:13 AM

監督が、私のブログにコメントを下さるとは、大感激です。
勿論、映画作りの支援者の方にも読んで貰えれば嬉しいです。

私は三池高校の22回卒(1年留年)です。三池争議は確かに鯨を料理するようなものかも知れませんが、人生に沢山の示唆を与えてくれる様な気がします。

監督!本当に好い映画を見せて頂きました。有難う御座いました。

Posted by: life-artist | October 30, 2006 at 10:48 PM

ありがとうございます。

言葉もありません・・・(涙)

仲間たちと「ひだるか」を作ってよかった
と心から思います。

感謝!!


Posted by: 港健二郎 | October 31, 2006 at 07:17 PM

監督、ひだるかのHP時々、最近の上映情報もチェックさせて貰います。再度のコメント、有難うございました。

Posted by: life-artist | November 01, 2006 at 06:45 AM

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