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October 29, 2006

子供の世界、壷の中の世界

駅や電車の中で小さな子供を見る時、よくその子供の中の世界を想像する。表情の穏やかな子も、寂しそうな子もいる。昨日朝、駅のホームのベンチに若い母親と5歳くらいの女の子がいた。女の子は、ベンチの上に放置された紙切れを好奇心から触っていたら、かなり激しく母親に叱責された。それは発作のような怒り方で、愛情というより、ヒステリックなくらいだった。女の子は、叩かれ、肩を引っ張られ、悲しみのどん底に落ちた表情をした。

逃げ出したいけど、逃げられない。生きていくには、親の感情に合わせるしかない子供の人生の閉塞を思った。子供には無限の可能性があるといわれるが、子供にとって、親は選べなく時に世界は壷の中のように狭く、可能性なんて考えられないこともあろうと思った。子供であればあるほど、人生の幸、不幸の振幅を感じる度合いも大きく、人生は過酷過ぎるかも知れない。

解決する術も、思考力も育っていない子供に、過酷な感情や状況が訪れた時、子供は世界をどう見るのだろう。地獄も廃墟もはっきり見て、哀しい表情がしみこんでいくのだろう。

心からの愛情をこめて、子供に接したら、メルヘンのような、穏やかなおとぎの世界が、子供達の心に広がると思う。

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