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September 07, 2006

「フラガール」試写会

映画「フラガール」は、炭鉱の街、常磐の再生の物語だった。石炭斜陽化、合理化で失業、寂びれて行く炭鉱街の、貧しい女の子達が、街の再生にフラダンスを覚えて、ハワイアンセンターを成功ヘ導く物語。

人生の厳しさ、炭鉱労働者の貧しさ、一生懸命に生きる美、そんなものが混ざってとても良い映画だった。ど素人の炭鉱街の女の子達に、ダンスを教える女ダンス教師が、ダンスに反対し生徒の髪を切ってしまった父親に怒鳴り込んで行くシーンが、好かった。銭湯の男湯の湯船に浸かっている父親に、女教師は洋服を着たまま飛びかかって行く。

人間にとって、怒りは、ろくなものではないと思っていた私には、この女教師の、動物反射的な正義感の怒りには、何か、清々しい美しさを感じた。怒りも、こんなに、美しく表現されることがあることを知った。「一生懸命さ」これが、昭和30年代の美だったんだ。

何気なく、見てみた映画だったが、素晴らしい「人生の映画」だった。

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