ラマダン(断食)
イスラムの人は年に一度、断食をする。時期は毎年11日づつ早まっていくが、今年は9月22日または23日からと云われる。開始の日は、中東での月の見え方で決まる。
日の出から日没までは、水も含めて何も口にしない時期が1ヵ月続く。その後ラマダン明けの1週間の休暇に入る。中東のビズネスは9月22日くらいから10月一杯くらい、断食月を考慮した、静かな時期に入る。
イスラムの人は、ラマダンを体験することで、飢えることの感触、貧しいことの感触を思い出し、待たざる人への配慮をする効果もあると聞いた。イスラムでは、持てる人が、持たざる人ヘ施すことを大事にするように教える。
また、身体は、長い時間、食べ物が入って来ないと、身体の最大限の機能を発揮して、身体を維持しようとする。それが、身体の機能の、再点検・整備効果にもなると思う。長い歴史のあるラマダンの意義について、イスラム教徒でなくても、考えさせられる材料が色々とあると思う。
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