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September 29, 2006

朝食勉強会

昨日の朝は、政治家の政策秘書をやってる友人の紹介で、我国の新エネルギー政策について、経済産業省の課長による話を聴く20人くらいの朝食勉強会(大手町 07:45 ~09:15)に参加した。

朝 06:30の電車に乗ってでかけた。 私は朝はめっぽう強い。どうってことなかった。経産省の課長は、凄い量の勉強をしてるものだと関心した。出席者との何人かの人と名刺交換をして、これも新鮮な時間だった。

人にも仕事にも、好奇心が湧いて来る。

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September 28, 2006

「ありがとう」の回数

世の中に「ありがとう」の持つ、素晴らしい効果をうたう人は沢山いるが、この話には、新鮮さを感じた。

ある信用金庫の職場での話と云う。「今日1日で、貴方は何回、ありがとうと云ってもらえましたか?」

自分が「ありがとう」とお経のように何度も唱えるのも効果は大きいが、"他人に何度ありがとうと云ってもらえたか"を毎日の生きかたのバロメーターにするなんて何と素晴らしい発想だろうと思った。

案外、ありがとうの声を聴いていない自分に反省。

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September 27, 2006

義経堂

北上川を見下ろす丘の上に、義経最後の地、義経堂があった。そばに頼山陽の第三子、頼三樹三郎の詩碑がある。「草木狐兎までが、鎌倉になびいた歴史の浮き沈みの儚さを、夕日の影は古塔のあたりにかげり落ちて、ひとしおもの寂しい」とある。

西行がその桜の美を詠った束稲山を遠方にみて、眼下に広がる田園風景。義経堂の木々の上、空高く、時折、ピュー、ピューと鳶が鳴く声。人影も少ない義経堂の光景が、強い印象に残った。

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September 26, 2006

日本昔話

先日の旅先で、"おじいさんのとっておきの話"、"おばあさんの炉辺話"と云う本を買ってきた。「日本昔話し」の世界が何ともいえない。

好きな話を暗記して、いつか小さい子供達に聴かせてあげたい。子供達の目をまん丸くした、好奇心の顔々が目に浮かぶ。外は、初雪の頃なんて・・・好いだろうなー。

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September 25, 2006

気仙沼漁港

昨日早朝6時2分の始発電車で一ノ関から大船渡線で気仙沼ヘ向かった。気仙沼では魚市場の鰹の水揚げを見た。ベルトコンベアに積出される、おびただしい数の鰹にびっくりした。

朝食は、市場前の黄金食堂で、600円だった。漁師の人達が来る食堂で、方言ながら、漁船の話を音楽のように聴きながら、漁港の香りを楽しんだ。食堂には、三陸新聞と云う地元紙が置いてあった。中を開くと、「第一八幡丸17回揚げ後超満船となり帰港中」「38福寿丸操業中」など、まぐろ延縄漁船の情報も載っていた。

食堂には、ハエも飛んでいて、女将さんが時折、ハエ叩きでハエを追っていた。横浜に帰る前の、異次元の漁港への旅だった。

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September 24, 2006

流れ者

一ノ関駅前の小さな安そうな居酒屋に入った。5人くらいしか座れない狭いカウンターに座り、熱燗に秋刀魚の刺身を頼んだ。前川清の演歌が流れていた。

訪れた中尊寺・毛越寺を想いだしながら、盃を一人傾けていると、演歌で出て来る流れ者になったような気がして、ちょっと嬉しかった。

居酒屋を出ての夜の一ノ関の空気は、ひんやりとしていて、昔住んだ新潟の秋を想い出させた。

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September 23, 2006

知らない街

金曜の終業後、東京駅に直行、大人の休日クラブ(JR東日本・新幹線4000円/日・乗り放題)を利用しての旅に出発。私は、旅が大好きで、また将来やりたい英語ガイドの研修にも役立たせたいと思いながら、最近、行ったことのないところへの旅を考える。

21時に着いた一ノ関の駅は、静かで人も少なかった。改札をでると、顔だけ出すタイプの、義経・弁慶の記念写真のセットが飾ってあった。タクシーの運転手さんは、「一ノ関は何もないところだよ。魚は気仙沼から来るので美味しいよ」と教えてくれた。運転手さんの話では、人口は、7万人の静かな田舎の街とのこと。時折、赤い居酒屋の提灯のサインが目に入る。

有名なジャズ喫茶”ベイシー"は、夜、行ってみると何と、「都合により、しばらくお休みとさせて頂きます」の張り紙。張り紙を見た時は、"あれー・・・・"とショックだったが、すぐ気持を切り替え、美味しい魚や、中尊寺・毛越寺のことを想った。

知らない街の、秋の空気、朝の太陽。人生の新鮮な新たな小さなページ。

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September 22, 2006

パイナップルの甘さ

満洲で衰弱で子供を亡くした母が、僅かのビスケットを、母乳の為にと、自分が食べたことを悔いていた話を以前、妹から聴いていた。

数日前の朝、少しのパイナップルを口にした時、世の中にこんなに甘く、美味しい食べ物があるのだろうかと想い、また、この食べ物の、ひとかけらでも、その時の亡くなった子供に、口に含ませてあげられたらと想い涙がでた。

何気なく食べるフルーツから、遠い時代の母と子の苦難の日々に想いを馳せた。

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September 21, 2006

哀愁のカサブランカ

数日前の、郷ひろみの雨の中の日比谷公会堂のコンサートのもようをTVの芸能ニュースで見た。年令を感じさせないパワー。

私は、「哀愁のカサブランカ」 がとても好きだ。 カラオケで歌うこともある。 「お嫁サンバ」も懐かしいなー。

大学時代の想い出は、シバの女王のメロデイー。 時々「シバの女王」の日本語のカラオケも歌いたくなる。

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September 20, 2006

安太郎じいちゃんの習慣

明治初期の生まれだった私の祖父、安太郎じいちゃんと、私は子供の頃一緒に住んでいた。

じいちゃんは、子供の心には、不思議な存在だった。朝起きると、いつも太陽に向かって手を合わせて感謝していた。変なじいちゃんと思っていた。

でも、今、私は、朝の太陽をみると、自然と手を合わせたい気持ガわかる。

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September 19, 2006

ジャズ喫茶の聖地、一関

岩手県、一関は、ジャズファンの伝説の地と云うことを、白楽商店街のジャズ喫茶で教えてもらった。そこには、菅原昭二さんと云う方が1970年に開店した、”ベイシー"と云うジャズ喫茶があり、日本のジャズ喫茶の聖地と云われて来たとのこと。 実際1980年、カウント・ベイシーも、店を訪れたと云う。

最近、世界遺産への申請候補になった、平泉もすぐそばの地、一関。今度の、JR大人の休日クラブを使っての旅の絶好の狙い目だと思った。


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September 18, 2006

付加価値創造

立教大学・経済学部・山口教授の講演を聴いて、経済のことを思った。

大量の安い海外消費物資の搬入などによる価格破壊、無駄な公共事業の削減、一方原材料費上昇で、企業は経営を圧迫され、深刻なリストラ・人件費削減を迫られて来た。そのデフレが終焉しつつある。

山口先生は、デフレは、物価が上がっていくと終焉すると思っている人がいるが違う。「デフレの終焉は"付加価値の創造"技術革新"でもたらされるものです。」と云った。 新たなアイデアが付加価値となり、物価が緩やかに上昇していくことが、正攻法のデフレの脱却。

静岡で、スポーツ栄養士と弁当屋さんが組んで、"スポーツ弁当"をヒットさせた話。パソコン等の企業の生命線をいためる従来型の消火器をパソコンを傷めない二酸化炭素消火器に換えるビジネスの話なども聴き、納得。

このデフレの期間に、付加価値を高めて来た企業は、これからが強い企業に新たな企業に変身していく。新たな時代の到来を感じる。

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September 17, 2006

食べ過ぎと病気の順序

食べ過ぎた栄養は、先ず脂肪細胞(肥満細胞)が貯える。これには、個人差も大きい。それでも一杯になった栄養は、血液に表れ高脂血症となり、次に脂肪肝。脂肪肝は、肝硬変となり死を向かえる。

食べ過ぎ、栄養の摂り過ぎから来る病気の順序だと云う。高脂血症、脂肪肝は、かなり病気が深刻化していることを表している。

GPTは肝臓にしかない細胞の中の酵素で、血液中にあるGPTは、肝臓細胞の壊れるスピードを表している。どれだけ、真剣に受け止めて、生活改善をしている人がいるだろうか? これらのことに、如何に真剣かどうかが、人生を決めると思う。

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September 16, 2006

西洋的発想と東洋的発想

西洋医学には内科・外科・耳鼻科・眼科とか部分で専門が別れているが、漢方は身体を全体として見るのか分化されていない。

これは、科学・哲学の世界にも似たような、ことを感じる。西洋の一神教的発想と東洋の多神教的発想。

私は、現実的には、西洋的・科学的発想で生活しつつも、神秘的な東洋的・哲学的な発想で人生を考えるのが好きだ。

全ては、人間には、科学には、計り知れない自然の営みのなせる技と想う。

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September 15, 2006

アポトーシス(自殺細胞)の恩恵

人間の60兆の細胞は、1個1秒で数えるとしたら200万年要かるとのこと。その天文学的に大きな数字のもとは1個の細胞。

胃も脳も手も足も、皆もとは同じ細胞。この様に、身体の各器官を造っていくのは、アポトーシスと云う自殺細胞のおかげ。細胞の要らない部分を削り、各器官を造っていく。遺伝子には28000もの命令のスイッチが内臓されていて、28000のピアノの鍵盤のようなものだと云う。

死すべき細胞が死ななくなっって渋滞を起こすのが、癌という病気。細胞の新陳代謝異常。その癌細胞をやっつけるのが、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)。大宇宙の営み。


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September 14, 2006

4つの援軍

脳と免疫細胞(白血球のナチュラルキラー細胞(NK細胞))はとても仲が良いと云う。白血球は、ばい菌と戦っている時、血液の中に、手紙(サイトカイン)をいれ、脳に援軍を求める。脳は、早速、4つの援軍を送る。

応援1.発熱:熱がでると白血球は、俄然元気に活躍する。
応援2.食欲減退:ばい菌を兵糧攻め、ばい菌は弱る。白血球は、栄養が下がった状態で活躍する。
応援3. 眠気:身体を休ませる。
応援4:身体の節々が痛む:身体を休ませる。

脳(精神)と免疫細胞の、極めて密接な関係に驚く。脳からの援軍を、フルに活躍させてやることで病気を撃退する。これが、大自然の強力な自己治癒能力。 ー昭和大学医学部・久光先生の講演ー

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September 13, 2006

カタール・ナショナルデイ

中東カタールのナショナルデイのレセプションがホテル・ニューオータニで披かれ参加した。イエメンの大使夫妻と話をする機会があった。1992年にイエメンのサナーを訪れた時の光景を想いだした。映画をみるような古い中東の光景だった。

会場には、防衛庁の制服の方の姿もあった。カタールの基地からイラク支援をしておられるとのことであった。カタールの天然ガスのビジネスの繋がりから、三井物産・丸紅の方も多く見えておられ、またLNG船との関連で船会社の方もおられ、私も古い友人にも再会でき、嬉しい驚きであった。

日経の夕刊に次期OPEC議長にアラブ首長国連邦のハミリ・エネルギー相を報じていた。石油業界を離れて1年後の2003年に、個人的旅行でアブダビを旅した時に、アブダビ国営石油の販売部門の役員だった彼のオフィスを訪れた時は、3年後に、彼がこんなに、有名な要職に就くとは想像だにできなかった。

レセプション会場で、中東のシュワルマを食べ、アラブ音楽を聴き、1989年の私を、また想い出せ幸せだった。

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September 12, 2006

健康になりたい理由

「健康な人は、人に優しくできる。人に優しくしたいから、健康になりたい。」

これは、有名な人の言葉ではなく、普通の人の子供さんの言葉です。この言葉を聴いた時に、・・・・・絶句する程、綺麗な、こころを見る想いでした。

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September 11, 2006

出会いと学び

九州大学・薬学部の島添隆雄先生は、15年前、東洋医学の粟島行春先生との出会いで、衝撃を受けたと云う。

明治の学者・森信三氏の言葉「人間は一生の内に、会うべき人に会う。遅すぎず、早すぎず」に感銘しておられた。確かに、その様な、宇宙の力学と人生の関わりもあるように感じる。

そして、「学んだ証は、変ること」。人との出会い、そして学び、運命を変えて行く。ずっしりと重たく響く、言葉に感じた。

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September 09, 2006

神秘の50万ヘルツ、免疫力向上

白血球のNK細胞は、癌をやっつける強力な免疫細胞。このNK細胞を活性化させる音が、人間には聞えない、50万ヘルツの音だと云う話を、昭和大学医学部久光正教授の講演で聴いた。

この50万ヘルツの音は、森の中の葉っぱのすれる音、虫の音、緑の香り、滝の音、インドネシアのカブラン音楽の中などに存在すると云う。人間はこれらの音を、耳で聴かずに、身体で聴いているとのこと。

人間には、20~20,000ヘルツの音しか聞えないと云うが、この50万ヘルツの音が、ビタミン・"笑い"などと同様に、病気治療に有効との話に驚いた。 60兆の細胞からなる人間の神秘の極みを見る思いがした。

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銀座スナック"三池"

昨日は、久し振りに、高校の先輩が経営するスナック"三池"で、同郷の友人と一杯飲んだ。大蛇山祭り、三池争議の映画のポスターなど、大牟田の雰囲気いっぱいの店。

「ぞうたんのごつ」「にやがんな」とか、何とも云えない響きの方言に、可笑しさとか、懐かしさとか、田舎の素朴さとか、感じながら飲んだ。

友人は、西郷輝彦の"星娘"てろん、歌わした。そりけんがら、おりゃ舟木一夫の"高原のお嬢さん"ばうとうたたい。"ABCDがねしゃっぱ♪"とか、どうしようもなか歌も思い出したばい。何故ABCDとがねしゃっぱが関係あったのか、未だに不明。人生には、奇妙に可笑しいことが沢山ある。楽しい、"3丁目の夕日"の日だった。

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September 08, 2006

逗子駅下車

鎌倉の隣に逗子駅がある。JR青春18切符の残り1枚が10日で期限切れになるので、その切符を使って昨日は、東京から横浜への帰りに、逗子まで行ってみた。

やはり初めて降りる駅は、新しい世界を知るようで、楽しい。逗子は第一印象は、意外と、余り賑やかでなく、店も少なく、駅前のバスターミナルが印象に残る程度である。

ちょっと歩いて見つけた寿司・居酒屋「なごみ」のカウンターで、酒を飲んでみた。「近くに葉山の御用邸もあり、逗子は、品行方正な、静かな、何もない街ですよ」とマスターが教えてくれた。昔、10年は修業して覚えた寿司の技術についてなども、話しを聴きながら、小さな旅の情緒を味わった。有線放送から"柿木坂"のメロデイーが流れていた。

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September 07, 2006

「フラガール」試写会

映画「フラガール」は、炭鉱の街、常磐の再生の物語だった。石炭斜陽化、合理化で失業、寂びれて行く炭鉱街の、貧しい女の子達が、街の再生にフラダンスを覚えて、ハワイアンセンターを成功ヘ導く物語。

人生の厳しさ、炭鉱労働者の貧しさ、一生懸命に生きる美、そんなものが混ざってとても良い映画だった。ど素人の炭鉱街の女の子達に、ダンスを教える女ダンス教師が、ダンスに反対し生徒の髪を切ってしまった父親に怒鳴り込んで行くシーンが、好かった。銭湯の男湯の湯船に浸かっている父親に、女教師は洋服を着たまま飛びかかって行く。

人間にとって、怒りは、ろくなものではないと思っていた私には、この女教師の、動物反射的な正義感の怒りには、何か、清々しい美しさを感じた。怒りも、こんなに、美しく表現されることがあることを知った。「一生懸命さ」これが、昭和30年代の美だったんだ。

何気なく、見てみた映画だったが、素晴らしい「人生の映画」だった。

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September 06, 2006

JRの旅

また、JR東日本で大人の休日クラブ3日間限定12,000円のキャンペーン(9/22~10/1)がある。 また土日を利用して、一人旅を考えようと思う。行ったことのない米沢や新庄などは、地理の勉強にもなって好いかも知れない。

使い残した青春18切符(7/20~ 9/10)、5枚つづりの残り1枚は、9月10日で期限切れになる。東京近郊の小さな旅を、この数日中に決行。

旅好きな私には、JRの安いチケットの制度を利用することが、生活のアクセントになっている。

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September 05, 2006

"たくあん"と"お湯"

坐禅をする時の食事の作法は、想い出すだけでも感動する。

食事の最後に、茶碗に"たくあん"を一切れ残して、お湯を注いだ茶碗を、箸で摑んだ"たくあん"で丁寧に洗っていく。 茶碗の後、皿も同じように洗っていく。そして、洗い終った"たくあん"も食べ、洗ったお湯自体もわずかを残して飲んでしまう。

そして、お茶碗、皿、箸を布で、包んで、目の高さより上に掲げ、お礼の一礼をする。

まさに、全宇宙に生かされている感謝の気持が湧いて来る。質素の美、感謝の気持の感動、これが禅の食事の作法の中にあると思う。

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September 04, 2006

黒いオルフェ

昨日は早稲田大久保校舎で行なわれた、英語ガイドの国家試験に、チャレンジ。日本地理・日本史・一般常識、手ごわかった。でも、合格するまで、やる。外国人に日本を案内して周って、それが仕事になるなんて最高だと思う。旅と人が好きな私にとっては、人生で、必ずやってみたいこと。

夜は、江ノ島にJazz のライブを聴きに行った。駅の小さな案内に目が止まり、夜の江ノ島をみながらのJazz、これも楽しみにしていた。久し振りに「黒いオルフェ」のメロデイーを聴いた。大学時代を想い出す。また、ラテンジャズの曲は、特別こころに沁みるものがある。消息不明になった、大学時代の親友のことも想い出した。

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September 03, 2006

京都学東京講座、町内会

昨日は、三つのスケジュールがあった。午前中は、初めての東京における京都検定のための京都講座が明治大学校舎で行なわれ、出席した。心に残ったのは、京都のエチケットの「傘かしげ」、雨の時、狭い道で、人とすれ違う時、自分の身が濡れても、自分の傘を傾げて、すれ違う相手が濡れないように気を使うこと。粋で、美しいエチケット、先斗町の情景を想い出した。

午後は、神田で開催中の日本臨床栄養学会を初めて、のぞいてみた。会場では、沢山の書籍や文献が販売もされていたので、興味のある分野のものを少し買って帰った。

夜は、町内会の夏祭りの打ち上げ懇親会。8月初旬の夏祭の後、亡くなった近所のおばさん(79才)が居なくて寂しく思った。朝晩、挨拶で声をかけてくれていた人がいなくなると、やはり寂しい。朝、交通整理をしてくれてるおじさんも今、少し体調が悪いとのこと。次回の町内の行事は、10月初旬のサンマ焼き大会。町内会の行事は、生活には、とても大事なこと。昔の日本の良さが隠れている。

来年の春には、3月末、九州の実家の町内会の花見に弟と行ってみたい。これは私の、来年の大切な目標の一つにしたい。

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September 02, 2006

ベリーダンスの歓迎会

職場で、私の歓迎会をベリーダンスの"マイ・レバノン"(恵比寿)と云う店で開いてもらった。久し振りに見るベリーダンスは、また、以前住んだアブダビ時代の私の気持に引き戻してくれた。目を閉じると、そのころの情景にすっぽりと心地よく埋没してしまう感じだった。パーカッシャンの効いた、弦の音、アラブの料理、アラブ系のウェイター、アラブ女性のダンサー、何もかもが、新鮮な驚きに満ちていたアブダビでの生活を想い出す。

私の人生に深い、深い縁となったアラブ。今では、仕事だけでなく、もっともっと文化も知りたくなった。アッサラームアレイコム(挨拶言葉)、ショクランジャジーラ(どうもありがとう)、マッサラーマ(さよなら)、アラビア語も真剣に勉強してみたくなった。

アラブの楽しかった時代のことを想い出させてもらって、まだまだ、これから充実した、アラブとのつき合いができそうで、新しいスタートにとても好い想い出になるWelcome Party だった。

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September 01, 2006

ラマダン(断食)

イスラムの人は年に一度、断食をする。時期は毎年11日づつ早まっていくが、今年は9月22日または23日からと云われる。開始の日は、中東での月の見え方で決まる。

日の出から日没までは、水も含めて何も口にしない時期が1ヵ月続く。その後ラマダン明けの1週間の休暇に入る。中東のビズネスは9月22日くらいから10月一杯くらい、断食月を考慮した、静かな時期に入る。

イスラムの人は、ラマダンを体験することで、飢えることの感触、貧しいことの感触を思い出し、待たざる人への配慮をする効果もあると聞いた。イスラムでは、持てる人が、持たざる人ヘ施すことを大事にするように教える。

また、身体は、長い時間、食べ物が入って来ないと、身体の最大限の機能を発揮して、身体を維持しようとする。それが、身体の機能の、再点検・整備効果にもなると思う。長い歴史のあるラマダンの意義について、イスラム教徒でなくても、考えさせられる材料が色々とあると思う。

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