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July 31, 2006

対角線上の感情

余りにも深刻な時は、反対に何でこんなに深刻なのか滑稽に感じてみる。余りにも、ニコニコして楽観的な時は、何でこんなに、軽薄でバカなのかを深刻に感じてみる。

そうすれば、バランス、黄金のバランスが心に宿るように思う。それは、対角線上に何があるか考えてみるようなものか?

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July 30, 2006

光ちゃん、幼な馴染み

昨日、名古屋ヘ来た。春日井に住む、光ちゃんと名古屋駅前の居酒屋で一杯飲んだ。

7才くらいの時、故郷大牟田から名古屋ヘ引っ越した光ちゃん(みっちゃん)一家。一番仲が良かった光ちゃんの引っ越しは、子供ながら、お互いにとても辛い想い出になっている。引っ越しの朝、家の前からタクシーで駅に向かう光ちゃんの顔を見るのが哀しくて、私は光ちゃんの家の前で見送れなかった。私の母が気を利かせて、ミルキーを私からと云って、タクシーに乗り込む光ちゃんに渡したとのこと。光ちゃんは、その後ミルキーを見ると、哀しくて、ミルキーが食べられなくなったと云う。大牟田から名古屋ヘ行く汽車の中ずーっと、「ひろちゃん」(私のこと)との別れが哀しかったことを想い出すと光ちゃんは云った。

お互いに、仕事のこと、家族のことなど、まだまだ悩みは尽きないが、55才の男どうしが穏やかにお酒を酌み交わした。ただ、お互いに、目の前にいる、幼な馴染みの顔が、嬉しくて幸せなひと時であった。名古屋駅前で別れたあと名古屋の灯りがとても暖かく見えた。母の背で、子守り歌を聴いてるような気持が蘇った。

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July 29, 2006

自転車の効用

昨日サイクリング愛好者の方の講演会を聴講した。日本は世界第3位の自転車大国と云う(8,660万台)。世界1は中国4.6億台。2位米国 1.25億台。

自転車は健康にも好い: 通勤に自転車が使える環境を作れば、生活習慣病防止になる。
環境にも好い:自動車は人間の328倍のCO2を出す。近いところは自転車で行こう。
災害時にも効果的: 小回りが利き便利。
観光に魅力: 駅前レンタサイクル等で観光振興。

ただ日本は、自転車に安心して乗れる環境が、出来ていない。環境を整備して、こんな素敵な乗り物を、かっこよく利用すべきだと改めて思った。

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July 28, 2006

危機管理関連ユーモア

昨日、大手町で 「北朝鮮ミサイル 問題にみる危機管理セミナー」(パネリスト、佐々淳行さん、小川和久さん、志方俊之さん、大野元裕さん、上田愛彦さん)を聴講した。

日本ではまだ、警報の音さえも 統一したものがないとのこと、昔の空襲警報のような音も統一しておかないと、各地方自治体が、パー とかプー とか独自の警報を出したらどうなりますか? など 整備することが山ほどあるようだ。

以前聴いた、有事の法整備議論で、戦車が信号待ちするのか? との議論を思い出し、笑ってしまった。

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July 27, 2006

"空"とは?

仏教で云う"空"( くう)と云う概念を、ロシアの学者が、"相関性"(Relativity)と訳したと云う。

"空"とは、何も無いと云う意味では無い。

「世の中の全てが繋がっている。」「 お互いが保ち合っている。」 "空"の本質を捉えた素晴らしい訳に感銘。

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July 26, 2006

生活と人生の違い

「生活があっても、人生がない程さみしいものはない」作家・遠藤周作さんの言葉。

自分の人生の志(こころざし)は何なのか?、自分は人生の舞台で何を演じたいのか? これがないと、しまりのない、何を云いたいのかわからない人生になってしまう。

自分の人生で、これだけはやらねば収まりがつかないことは何なのか?

"願い事は、将来の自分の姿の前ぶれ"、今日も、内なる自己との対話をしてみる。

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July 25, 2006

ありきたりな日?

今日と云う日が自分にとって、ありきたりな日であっても、

地球にとっては、46億年を経て、やっとたどりついた1日なのかも知れない。  

ー円覚寺、足立大進老大師講話ー

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July 24, 2006

頑張ること、頑張らないこと

頑張り過ぎると病気になるが、楽しすぎても病気になる。

頑張ることは、交換神経優位、アクセルの役目、昼間、冬、怒り、攻撃的、白血球の顆粒球優位の状態。ガンになり易いと云う。

頑張らないことは、副交換神経優位、ブレーキの役目、夜、夏、鬱的、リラックス、白血球のリンパ球優位の状態。アレルギーになり易いと云う。

人体も宇宙のリズムのように、陰と陽、光と闇のように、穏やかにそのリズムに身を委ねる境地こそ大事だと思う。

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July 23, 2006

円覚寺 夏季講座

今年も、北鎌倉の円覚寺の朝の夏季講座の時期がやってきた。円覚寺で、足立大進老大師の話を聴いた。

「よく見れば なずな 花咲く 垣根かな」。うっかりすれば、踏みつぶしてしまいそうな花にも全宇宙が宿っている。 芭蕉の句を引用され、禅の境地の話をされた。ソロモンの栄華も 野に咲く一本の百合に如かず。

また、大功は拙の如し、大弁は訥の如し、大智は愚の如し。南隠和尚の言葉の引用も心に残った。

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July 22, 2006

偶然に会う確率

昨日、昼 電車の中で、同じ車両で、偶然二人の知人に偶然会う不思議な体験をした。東京のど真ん中で、同じ時刻に、同じ電車で、同じ車両でと考えるだけで、気の遠くなる確率ではないかと思う。しかも 同時に二人。

それぞれの人には、以前お会いしましたね、とお互いに確認して、言葉を交わした。

私は、東京・横浜で、街中や電車で、今まで、沢山の知人に 偶然会う体験が多い。これらの現象が、時に不思議でしょうがない。

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July 21, 2006

二子玉川 食育講演

昨日、二子玉川の玉川ビューロー と云う会場で、地域のボランテイア の方々の会に呼ばれて、男の食育講演会をさせてもらった。約35名の方々が、とても熱心に話を聴いてくださり、やりがいがあった。

講演を終え、会場の方々、何人かの方が、直接お礼を云われた時は、とても嬉しかった。サラリーマン 時代には味わったことのない、社会貢献の実感。自分の体験、勉強したことが、聴いてくれた人の健康に役立つ、人生を明るくすると思うと充実感がずっしりと湧いて来る。

しゃべるのは、決して得意ではないけれど、自分を伝えることは、自分と云う存在に勇気を与えるものだと思う。

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July 20, 2006

名称と形態

純粋の知性とは、「対象物なく"知る"」と云う世界。 インド、ヴェーダンダ哲学では、サマーデイーと云う。

一方、濁った知性とは、「名称と形態で知る」世界。

ものごとを、名称と形態で、多様に見てしまうところに曇りが生じるのだろう。微かに感じる高尚な世界の存在。

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July 19, 2006

健康の大敵は?

健康の講演会で、「健康の大敵は無知」、「親の無知は子への罪」と云うことを聴いて、確かにと思った。

簡単な知識で、病気を防げることがある。人生で最も、優先すべき勉強だと思う。

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July 18, 2006

1日3食の意味

脳のエネルギーはブドウ糖、ブドウ糖はグリコーゲンと云う形で肝臓・筋肉に貯えられる。

ただ、肝臓はグリコーゲン を8時間分しか貯えられない。だから、1日3食必要。食事を抜いた時は、筋肉のグリコーゲンを壊して、脳にエネルギーを送る。

ブドウ糖の元の糖分は、ゆっくり吸収される日本食の伝統、お米がベスト。 (砂糖は急激に血糖値を上げ、インスリンの無駄使いで、糖尿病の元になると云われる。缶ジュース、アイスクリーム、ファーストフード の中の大量の砂糖が、現代病の元とも云われる。)

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July 17, 2006

寝ている時間の不思議

自分も、寝ている時は、単なる物体。 生きている実感も何も、寝ていてわからない。 そう思うと可笑しい。

寝ている時間は、毎日訪れる、"無"の時間帯、"虚"の時間帯なのだろうか?宇宙のリズムだろうか?

寝ている時間は、喜びも悲しみも病も何もない。人生の多くの部分が、その状態。起きてる状態も人生、寝ている状態も人生。 どちらが、より自分らしいのだろうか?

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July 16, 2006

スポーツ選手、有名人の馬脚

ワールドサッカー決勝戦でのジダン・マセラッテイー選手の事件で、世界最高峰の一流選手でも、精神レベルの低さに驚いた。 先ず、相手の親・兄弟を罵るマセラッテイーの程度の低さ、それに暴力で応じるジダンの子供っぽさ。共に、世界のサッカーが、何と子供のような幼稚なお遊びレベルで行なわれてことに驚いた。

何事も一芸に秀でることは、精神も高める面もあると思うが、このようなこともあると、初めてまざまざと見せつけられた。 相撲も横綱と云う最高峰を極めても、若貴兄弟のように、精神レベルが低い例も思い出す。

世の中の子供達が憧れる、スポーツ選手や有名な政治家、経済人も、精神性を高めているのかどうかは、見かけではわからないことが多い。 精神性が高まってない限り、人間に穏やかな幸せはないと思う。 修業が出来てなくても、見かけ上は、成功しているかに見えてる人が、案外沢山いるものだ。

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July 15, 2006

二元論から一元論ヘ

天国と地獄、幸せと不幸、善と悪、好きと嫌い、人はものごとを、二元的に考えたがる。そして、好いことばかり求めて、息切れしてしまう。

葉の表と裏のようなものを、同じものを表に拘って見ようとしているようだ。波は様々な形を造り、上下動を繰り返す。大海と云う意味では、同じもの。

私は、物事を一元的に捉える境地に安らぎを覚える。

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July 14, 2006

見ているのか、作っているのか? 

坐禅道場の住職に、睡眠中、夢を見ている時、どのような位置から夢を見ていると感じるかを問われた。

どこかの場所から見ているようで、フワフワ色んな場所に浮いてるようで、はっきりわからなかった。

夢は、見ているのではなく、自分の脳が作っているのだ。新たな発見。

現実の人生の光景も、見ているのではなく、作っている感じがひらめいた。

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July 11, 2006

ミミズ救出劇

最近、舗装された道路の中心ヘ向って進む自殺行為のミミズをよく見かける。その度に、近くの小枝を拾って、ミミズをすくい上げ、道路脇の湿気のある茂みに返してあげた。 この1週間で6匹くらいになる。

ミミズは、驚いて小枝の上でもがくが、乾いたコンクリートの上の死の行軍からは天国ヘ帰る。ミミズは、あれ、まだ生きてて好いんだと歓喜したかも知れない。

そう想うと、ミミズを救った1日は、ちょっと充実感がある。ミミズにもらった満足。 因みにミミズって漢字が「蚯蚓」と書くのに驚いた。虫が丘を引くと書く。蚯蚓(ミミズ)の力に感動。

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July 10, 2006

啄木、芭蕉

函館山を望む、大森浜、石川啄木が、「東海の小島の磯の白砂に我なきぬれて蟹とたわむる」と詠った。早朝、砂浜を散歩して、砂を握ってみた。 五稜郭では、土方歳三の想いが迫った。

宮古、浄土が浜には、宮沢賢治の詩があった。「うるわしき海のビロード褐昆布 寂光が浜に 敷かれ光リぬ」

仙台から1時間の立石寺(山寺)は860年、慈覚大師によって開基された山寺、切り立った岩の上にある。1689年奥の細道の旅に出た芭蕉が、「閑さや 岩に沁みいる 蝉の声」を着想した場所だった。

全て初めての感動だった。 やはり旅は"驚き"そのものだった。 JR大人の休日クラブに感謝。

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July 07, 2006

小さな旅、大人の休日クラブ

将来の英語ガイドの研修も兼ねて、短い旅をして来ます。JR東日本の「大人の休日クラブ」(3日間\12,000)を利用して、函館・宮古・仙台を回ってきます。

五稜郭・三陸リアス式海岸を初めて見ます。旅は驚きの宝庫、新しい、人生の気づきができればと思います。

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July 06, 2006

民話 & 星空

麦藁屋根の家の囲炉裏を囲んで、飴色の木の色を見ながら、村の長老から民話を聴く。 外はプラネタリウムのような星空。 そんな光景は、経験したことはないが、想像するだけで、豊かな気持になれる。

自分にも語れる民話を、何か覚えたくなる。去年、雲仙を旅した時に知った民話も好いな。覚えて、親戚の子供に話してみようかとも思う。

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July 05, 2006

異次元の世界

今朝のニュースには驚いた。北朝鮮のミサイル発射のニュース、米国独立記念日のスペースシャトル発射の日。韓国の海洋調査船の竹島接近ニュース。同時にTVではワールドサッカー・ドイツ対イタリア戦をやっていた。

同時に色々なことが起きている世界。そして、同じ時代に住んでいない人間を感じる。自分の世界では、推し量れない世界が、周囲に沢山存在している。

世界には、飛行機で1時間飛ぶと、100年の隔たりがあることもある。何百年も隔たりを持ったまま、同じ地球に生きてることを感じる。

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July 04, 2006

質素、残心、内なる自分

質素の中に美を感じ、行動には残心が残るように気持を込め、自分を自分で運転できる人生。これは素晴らしい人生だと思う。

内なる自分との対話が、全ての価値観の源。人生に対する強い指針は、内からやってくるように感じる。

内なる自分との穏やかな、深い対話の時間の有無が人生の充実を決めるように思う。

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July 03, 2006

政治家と忙しさに想う

橋本元総理が亡くなり、人の一生の終りが突然やって来ることを思った。 5~6年程前に、東京で行なわれたアラブ駐在大使の会に、サウジと縁の深い橋本元総理も出席され、会社の代理でたまたま出席した私は、初めて元総理を、そばで直接拝見した。

会場では、存在感があり、政治家特有の忙しさとオーラを持っておられた。 政治家としての苦しさや華やかさも味わいながらも、忙しさの渦潮に飲みこまれている内に、人生が終られたのだろうと思う。

忙しさから開放されて、穏やかに自然を味わう旅でも、楽しまれれば、好かったのにと思う。

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July 02, 2006

驚きの受信機の感度向上?

この数日、特に、新鮮に驚くことが増えて来たように思う。偶然に街で知人に会ったり、久しぶりに友人から電話やメール が入ってきたりして、その内容が予期せぬ新鮮な発見・展開に感じる。

最近、私なりに、私を開放して生きてきたことが、「個」としての私の存在を、私自身に感じさせてくれる。

一昨日、突然 旧満洲在住者の人の有志の集まり(鳳城会)の会食に誘われ、昨日八重洲で会食した。55才(戦後生まれ)の私ですが、60年前の満洲の話を、まるで映像を見るかのように、鮮明に想像出来てとても嬉しかった。私の遺伝子が、嬉しくて目を輝かせて喜んでくれたように思う。

最近、突然、昔私が得意とした仕事の分野の講演を頼まれ、これも不思議だ。誰かに伝えたくて、ウズウズしていた、私の仕事の自信分野を、人前で話させてくれる機会があるとは。

自然界の一部としての人間。宇宙の波動としての人間。耳を澄ませば、はっきりとした受信と発信をしているように感じる。

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July 01, 2006

朝のステロイドホルモン

副腎皮質から分泌されるステロイドホルモンは、生理的には早朝起床する前に分泌され、日中の交換神経優位の体質を作り出すと云う。このステロイドホルモンは、一時的な抗炎症作用を持つことで有名。

外から投与されたステロイドホルモンは組織に残り、変性(自然酸化)し、他の過酸化脂質同様に老化を促進、交換神経刺激症状を起こす。頻脈、高血圧、糖尿病、不安感、易疲労性 などをもたらす。

身体の中で作られるステロイドホルモンは天使、外から投与されるステロイドホルモンは悪魔ってことか?

ー「絵でわかる免疫」安保徹著、講談社サイエンテフィック出版ー

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