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May 31, 2006

麻疹のような修業

昨日、調停の帰りに、作曲家の千住明さんの講演を聴き、メモをした。

新しいものを作る人が芸術家。常にパイオニアでありたい。

どれだけ熱中できるか? 熱中できるものなら、どんな困難も乗り越えられる。面白いと思える境地になるまでには、幾多の苦難がある。

余計なことを経験すると人生が豊かになる。神経が研ぎ澄まされる。

人生には、麻疹のように、一度は、辛い修業、人間を捨てたような修業の時期が要る。

彼の講演の題は、「旅の途中に」であった。彼は今46才。彼の作品の音楽、映画「砂の器」のピアノのメロデイーを思い出した。

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May 30, 2006

"個"を生きる

昨日、外苑前で、新現役ネット(理事長・岡本行夫さん)と云う団体主催の講演を聴いた。ニュースキャスターの田丸美寿々(たまるみすず)さん、作家の吉永みち子さん、イベント・プロデユーサーの残間里江子さん。

現代は、昔と比べれば、男も女も、一人で生きようと思えば生きられる時代とも云われる。男も女も、人間として、自分を"個"として、どう生きるか模索する時代に入っているのだと思った。

たまたま、ゲストの3人の女性はバツイチの人ばかりだったのも、はっとした。私には、彼女らが人間らしく見えた。参加者の男性からは、違和感を感じたとの率直な意見もあったが、それが、現代の熟年離婚の原因の一端ではないかとも感じた。

深い人間関係は、総合文化の勝負。組織やタイトルで自分を識別する生き方ではなく、"個"を磨くこと、"個"を輝かせることが、人生の充実ではないだろうか?

私は、バツイチの3人の女性に、先ず人間として、拍手を送った。

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May 29, 2006

出来なかった大学の案内

昨日、英語TOEICのテストを、日吉の慶應の校舎で受検した。大学の校舎に足を踏み入れると、胸がキューと詰まるような気持になる。九州の両親をつれて大学の校舎を案内したら、どんなにか両親は喜んだことか、今になってわかる。

満洲から引き揚げ、人生で何度も、振りだしに戻るような苦難、また生命にかかわる苦難を経て、馬車馬のように働き通しで、私達兄弟・姉妹6人を育てた。男の子である私、長男である私を、大学に行かせてくれた。どんなに苦労したことだろう。

九州は、遠かったけど、一度でもいいから、私が大学を案内したら、どんなにか喜んでくれただろうと云う思いが、いつも、大学の校舎をみると込みあげて来る。・・・・・ありがとう。

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May 28, 2006

生き物の定義

物質と生き物の差は何か? 生き物の定義は3つの条件を満たすことと云う。1.エネルギー交換ができること、2自己増殖できること、3自分で固体が維持できること。

物質が、生き物にどう云うふうにしてなったのだろう?

人間の細胞、60兆は、それぞれが、一つの生き物だと云う。それぞれに、心があるとしたら、天文学的な多様性。

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May 27, 2006

幸せの条件、私の気づき

昨日朝、歩きながら、幸せかどうかは、どちらの方角を見ているかと云う、矢印の向き次第と思った。マイナスからプラスを見る。暗い方から明るい方を見る。そのベクトル(方向)が幸せの元だと思う。

プラスもマイナスも、暗いも明るいも相対的なものだから、それぞれの人で、違ったもの・違ったレベルがある。

客観的には、どんなに恵まれてるように見えても、その人の見てる向きで、不幸に思え。客観的には、恵まれていなく見えても、その人の見てる向きで、希望と幸せがある。

自分の頭の向きを変えることで、幸せは飛びこんで来るのではないかと思う。

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May 26, 2006

現金封筒の想い出

家のそばの郵便局の窓口に緑色の縁どりの現金封筒が飾ってあった。

会社に入った当時、新潟の勤務先から、その後横浜の勤務先から、九州の両親に、毎月3万円を送金したことを想い出した。現金封筒が、愛しく思えた。両親の顔も浮かんで来た。

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May 25, 2006

五能線、白神山地

初めて訪れた秋田、青森の自然の美に感嘆した。人生では一度は訪れたくなる場所が、まだまだ沢山あることを悟る。

圧倒的な、大自然。穏やかな自然の営み。大海原や、浜辺の白い波、岩礁。子供時代に見た長崎の海辺を想った。すっぽりと緑のなかに入ってしまったような森のなか、朝もやに煙る山々。

ずっと、一生、旅を続けたい気持になる。将来、外国人に日本の美を紹介する英語のガイドの業務を開始し、旅と仕事を両立させたいと、新たに誓う。

五能線の八森駅沿いの、元船乗りだった先輩の家に泊めてもらった。海辺の波の音や、山々の景色をみながら、ご夫婦と3人、楽しい昔話に、時を忘れた。2日間の、異次元の旅だった。

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May 23, 2006

大人の休日クラブ

今日は、JR東日本の大人の休日クラブ(1日乗り放題6000円、新幹線OK)を利用して、初めての秋田ヘ行く。久しぶりの友人にも会える。朝7時に乗れば、11時にはもう秋田。

旅の、小さな驚きを味わえる。

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May 22, 2006

一番似合っていること

先日の斉藤一人さんの講演CDで、耳に残る言葉がある。

「今の貴方に起きてることは、今の貴方に丁度好く似合っている」、ちょっとドキッととする、癪にさわる気もするが、妙に納得する面もある。

イヤなことは、自分を変えるしか逃れようが無いのかとも思う。

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May 21, 2006

小鳥のさえずり

今朝は、小鳥のさえずりがえらく賑やかだ。何を話しているのだろう。

ただ、小鳥は、自分の普通の生活をしているだけなのに、何でこんなに、私に新鮮なエネルギーを与えてくれるのだろう。頑張れと云ってくれてるようにも感じる。私自身が、自然界の一部として、エネルギーが共鳴しているのだろうか?

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May 20, 2006

顔のつや

斉藤一人さんの講演を初めて、CDで聴いてみた。

幸せになるには、「顔のつや」次第だと云う。福相では、いやな人生を送ることが出来ない。先ず貧相でなく、福相になるように心掛けなさいと云う。

そして、人の幸せを願い出すと、人相が好くなって来ると云う。 印象に残った。

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May 19, 2006

戦後の苦労の手記

先日満洲引き揚げ者・鳳城会の方の戦後の生活の手記を読んだ。中学生で、ヤミ物資の行商をされた苦労、兄弟姉妹の愛に涙した。小さな子供が、勉強する暇もなく、ただ生きるために働いた。

昭和22年の正月に、父親に、本来なら中学に行くべきだが、家のために犠牲になって働いてくれと云われたそうです。別に行きたいなど思わず、食べることが先だと納得していたら、姉が父に、弟だけは中学ヘやってください。学費は私が稼ぐからと、涙ながらに頼んでくれたそうです。

その後、その方は、熊本大学の教育学部をでられて、教員を37年も勤められ、今は穏やかな生活をされておられます。

読んだあと、確かに人生に勇気をもらった思いでした。

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May 18, 2006

森鴎外旧居跡

上野の不忍池そばに、鴎外の旧居跡があり、鴎外荘と云うホテルがある。舞姫が執筆されたと云う家に舞姫の間とも、名づけられている。一昨日は鳳城会で、ここに一泊した。

鴎外の人間観に、時折、強く惹かれる。高瀬舟は、まだ読んでいないが、名作は、全て読んでみたい。彼が、見たであろう風景を、自分もこの不忍池付近でみていると思うと、一瞬、時間を超える世界が拡がる。

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May 17, 2006

将来のハルピン訪問予定

2年前、2004年5月、私は、日本国際貿易促進協会の訪中団(25名)に参加し、大連ヘ行った。その時、大連から車で約3時間半かけて、初めて北朝鮮国境の鳳城を訪ねた。 父が住んでいた、鳳城をやっと訪ねた喜びはひとしおであった。

母が住んでいたハルピン はまだ、私の未達成リストの上の方に厳然と残っている。改めて、将来行くことを心に誓う。 私の両親は、共に引き揚げ者で、配偶者と死別したものどうしで戦後日本で結婚、そして私が生まれた。満洲では、お互いに知らない人どうしであった。

父の住んでいた鳳城、母の住んでいたハルピン。共に私の人生では、どうしても訪れなければ収まりがつかない、知りたい場所。


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May 16, 2006

今日は鳳城会東京大会

私の父は、満洲の鳳城と云うところに住んでいた。私は昭和25年生まれの戦後世代ですが、その父が住んでいた鳳城の日本人会の縁者の同窓会(約30名)が、東京上野の水月ホテル鴎外荘で行なわれる。

既に亡くなった両親の人生をとても知りたく、数年前から、年に一度日本各地で開かれる鳳城会に出席させてもらっている。父の遺した「ー子に遺すー 満洲脱出記」と云う手記を読みながら、鳳城の当時の情景と苦難を想像する。

当時、鳳城に住んでいらっしゃった方々は当時子供で、今は70才以上、参加者の皆さんとお会いするだけで、父と逢える気がして、感動してしまう。

生きてる時は、私は辛く当たってしまったことが多く、そのことが悔やまれる。でも今は、はっきりと思う。とても、最高に優しい父だった。 今日は、父と酒を汲み交わす気持を味わいたい。

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May 15, 2006

輝く食物繊維

地味な食物繊維が、凄い効用を果たしていたことを改めて感じる。

動脈硬化予防: コレステロール濃度を下げる
高血圧予防: ナトリウムの排出
糖尿病予防: 消化を緩やかにしてインスリンの出を穏やかにする
有毒物質の体外排出

昔は、栄養学では、無視されていた存在の食物繊維が、命の恩人だった。

気づかなかっただけ。こんなことが人生の出来事にも良くあることだ。地味なものも、見なおしてみよう。

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May 14, 2006

コンビニ無しの国

イタリアには、コンビニも、24時間営業のファミレスも無いとの話を、亜細亜大学の長野美根先生(食物学)の話で聴き驚いた。小さな子供達が行けるレストランは、ピザ屋さんだけ。お湯をかけて食べるインスタント食品も無し。

イタリアはスローフードの国。 そして長寿の国。

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May 13, 2006

一日のなかの四季

朝は春、昼は夏、午後は秋、夜は冬。一日の中に、四季のようなエネルギーがあると感じる。

毎日、朝、新たな人生が幕を明け、そして夜ヘ向かい、終って行く。

常に、何かが始まっている、陽のエネルギー。常に何かが収束して行く、陰のエネルギー。呼吸と似ている。

自然のリズムに、身を委ね、調和したいと想う。

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May 12, 2006

「いただきます」の意味

植物も動物も命あるものを、人は食べて生きている。「手間賃は払っても、生命その物の代償は何も払っていない」とは、筑波大学の村上和雄先生の話で聴いた。

そして、先日、友人から送って来た、佐世保の護国寺の寺報と云うパンプレットに載っていた話に感動した。

「いただきます」は、レストラン でも、何処でもやるべきだとの考え。 食べ物を目の前にして、「今さら、どうしようもないことだが、何か償いをしたい」、「供養をしたい」 と想い、手を合わせ、感謝の意味を噛みしめて「いただきます」と云う考えであった。

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May 11, 2006

食育の新たな展開

昨日、世田谷のシニアの方々のサークルから、食育の講演を依頼された。先日の男の食育勉強会で、私の話を聴いて頂いた方からの依頼。このような地域活動は、まさに望むところです。頑張ろうと思う。

また、雑誌「ゆとりくらぶ」7月号に、私の食育活動の記事が載ることになった。これも、新たな展開。

今まで、アラブについて、石油・ガス市況について等の講演はした事はあったが、これからは食育が専門に加わる。新たな刺激に、興味がドンドン湧き、遺伝子のスイッチが大急がしで点灯中。

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May 10, 2006

バスガイドさんの教本

昨日、全国各地のバスガイドさんの案内の教本が、入手できる、トラベル出版社(江東区)のことを知った。事務所に行ってみると、全国各地の教本が、棚に沢山 並んでおり、ちょっと目を通すだけでも、夢のようだった。

一冊1000円内外なので、沢山は買えなかったが、東京・横浜などを買ってみた。これを読んでいると、旅の楽しさが、倍増するように思う。

将来、全部買ってみたいくらいの夢を感じた。新たな発見に元気がでた。

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May 09, 2006

明鏡止水

「春は花、夏 ホトトギス、秋は月、冬 雪さえて涼しかりけり」。この境地を想い浮かべ、憧れる。

外に対する執着を「法執(ほうしゅう)」と云う、「私のもの」と云うエゴ性の現れ。 内に対する執着を「我執(がしゅう)」と云う、「私が」と云うエゴ性の現れ。坐禅で、自らの息に気を集中している時に、これらのエゴ性を忘れ、自由を得ると云う。

「晴れて好し、曇りても好し、富士(不二)の山。元の姿は変らざりけり」山岡鉄舟の言葉と云う。修業は、 「富士(不二)の山」の心境の時間の拡大だと思う。

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May 08, 2006

後ろ姿

後ろ姿には、何か表現してるものがある。何か感じるものがある。圧倒的な、不思議な表現力。

父や母の後ろ姿を想い出す。

何も云わなくても、後ろ姿で、人の心を打つようなことが滲みでるような、そんな人間の力を持ちたいと思う。

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May 07, 2006

人と云う鏡?

昨日、カウンセラーの勉強会のグループワークなる実践に参加してみた。 人と、ちょっと深く話しをしてみると、ドンドン、自分の知らない自分が拡がって行くようにも感じた。

自分を、幽体離脱のように、遠くから、眺める様な境地も味わえた。自然界に存在する、ある物体・生き物としての自分。そしてその様な人達の集まり、人間社会。 愛しく思える。沢山の星からなる宇宙のよう。

旅のように、人は、やはり驚きの源泉。

昨日気づいたこと書いたメモを見なおしてみた。 メモの最後に、講師の何気ない言葉も書いていた。 「踏まれても、笑顔で返す、たんぽぽの花」何となく、気持をリセット させてくれる言葉だと思う。

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May 06, 2006

血液の流れ

赤血球の流れを悪くするものは糖分・コレステロール等、白血球の流れを悪くするものはストレス・過労・煙草等と云う。

食べ物と精神の状態で、人体の血液と云う10万キロに及ぶ川の流れが影響を受ける。

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May 05, 2006

向上心

人生には成功したことと失敗したことと、幸せなことと不幸なこととが混在していると思う。ただ、そのそれぞれの面積が大きいか小さいかなのだろう。面積の感じかたは心が決める。

現状から、何かに向かうには、成功や幸せの体験に引っ張られ、失敗や不幸の体験に後を押されることが必要なのだろう。

万物は常に、何かに向かって変化している。より高い価値ヘ変化していきたい。

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May 04, 2006

祝福と恩返し

人生を祝福と見れるか否かは、幸せの条件だと思う。祝福と感じるもとは、人生への畏敬。全ての出来事、全て周りの生命は、自分の祝福を演出する一部。

人間は、自分の五感のなかにしか世界を認識しえない。心の外に世界は無い。祝福と感じるか、悪意と感じるかは、己の心の鏡。

自分の状態がどうであれ、それは相対的なもの。生きていることへの畏敬は、絶対的な祝福を感じさせてくれる。

自分は、誰に、恩返しをしようとしているだろうか? 人生には、恩返しをする時間は十分あるのだろうか?

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May 03, 2006

酸素か、水か

人体は、65%が酸素、18%が炭素、10%が水素、3%が窒素、その他4%で合計100%。 約30の元素から成ると云う。
「何ーんだ、そんなもんか」と思う。

水分60%、たんぱく質20%、脂質15%、その他5%と云う分類もできる。

人体は酸素か、水かとも云える。酸素とか、水が色々考えるものだと関心する?????。

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May 02, 2006

身体を冷やす食べ物

石原結実医師の著書から、身体を冷やす食べ物として挙げられているものは次の通り。

1. 水分の多いもの :水・酢・お茶・コーヒー・コーラ・ジュース・牛乳・ビール等
2. 南方産 :バナナ・パイナップル・みかん・レモン・メロン・トマト・キュウリ・西瓜・カレー・コーヒー・紅茶等
3. 白っぽい食べ物 :白砂糖・化学調味料・化学薬品
4. 柔らかい食べ物 : パン・バター・マヨネーズ・クリーム 等
5. 生野菜

上記の食べ物を食べて、身体が冷えた分、他で温めることも大切。 身体を温めるのは筋肉。運動も大切。

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May 01, 2006

白楽商店街の魅力

昨日、東急線・白楽の商店街のトンカツ屋さんを昼3時過ぎに開放して、浪曲大会をしているのを覗いてみた。浪曲を直接聴くのは、とても新鮮だった。山野小浪さん(女性)の「湯島の白梅」おつた・ちからの物語と、五月史朗さんの「太閤記」。浪曲は、私の父や祖父の世界の懐かしさを持っている。そして、浪曲の持つ日本人の深い感情表現に、素晴らしさを感じた。日本文化を改めて見なおした。

一昨日は、商店街のジャズ喫茶"アミーゴ"で、ミニライブがあった。ママが元アナウンサーなので、デイスクジョッキーのようにナレーションを挟み、トランペットとベースのジャズを楽しんだ。店は10数人くらいしか入れない小さなスペースだが、当然満席。何だか、大学時代のような時代の香りと雰囲気に迷いこんだ。

白楽は、狭い路地の古い商店街がとても風情がある。そして、神奈川大学のある町らしく大学生の若いアーテイストの香りがする。人々の日々の生活の精神的な豊かさを感じる町である。

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