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April 09, 2006

旅立ちの朝

数日の帰省期間も終り、また横浜ヘ帰る日が来た。来る時はよいが、帰る時は「寂しくなるばい」と姉は云う。私が、大学の時、社会人になってからも、帰省の度に、帰る日の前になると、両親の表情が曇った。

帰って来た日は、大喜び。帰る日は、お互いに押し黙り、「また来るよ」「元気にしとらんね」と、ぎこちなく云う。駅に向かう私を、家の外で、ずっと見送る姿。

頭のなかで、帰省した娘を年老いた私が送る姿を想像してみた。何故だか、その寂しさがわかる。親子も兄弟も姉妹も、ずっと一緒にはいれない人生の厳しさ。

野生の動物達のように、愛情と厳しさにおいては、人生も同じだと思う。それぞれが、厳しい自然のなかでは、強く生きなければならないのだ。そして、自然は、圧倒的に美しく、人間を包み込んでいる。

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