未知の世界
道を歩きながら、不図思った。 人生は、それぞれの人にとって、毎日が、未知の世界なのだと。 先例の無い、前人未踏の世界なのだ。 誰も歩いていない新雪を踏み、歩くような、荘厳な道なのだ。
思い通りにならないことや、不幸なことも経験する。 それも、人生の味付け。 自分と云う認識の周りに、展開して行く世界。 それは決して、重なり合うことの無い、独自の世界。それが、一人一人の宇宙として展開している。
重なり合うことのないそれぞれの宇宙が、お互いの存在を、愛しく感じること。 それが、精神の穏やかな安らぎを与えてくれると思った。
Comments