イサム・ノグチの人生
新日曜美術館で、彫刻家イサム・ノグチのことを詳しく知った。 彼は1904年米国生まれ、日本人の父、米国人の母を持つ彼は、戦争に翻弄され、日本にも米国にも居場所がなく、抽象彫刻・建築に自分の表現の灯りを見出した人でした。
実力は世界的に認められながらも、想いを込めた広島の平和記念碑の設計は、米国人だからと拒否され、米国でも、平和のモニュメントが真珠湾攻撃をした日本人だからと拒否されて来た。 彼は、芸術で国境を超えたかった。
その彼が、84才の生涯を終える一年前に、札幌のモエレ沼公園のデザインを完成させて、その想いを実現させた。札幌のモエレ沼公園は、空へと続く石段がある。 11月、初めてモエレ沼公園を訪れた時は、まだ詳しく彼の人生を知らなかった。 今度、また、じっくり彼の作品を味わいたいと想った。
Comments
私もこの番組を見ました。ノグチの平和祈念碑の丸みを帯びた形や、被爆者名簿を収める石室を地上ではなく地下に置いたところ。原爆被害に遭った方たちのことを優しく包み込むような、彼の温かい思いが感じられる設計になっていました。それだけに、敵国人だからという理由で拒絶されたことが残念でした。
Posted by: 美鈴 | December 26, 2005 10:57 AM
イサム・ノグチ庭園美術館のある香川県庵治町は、夫の実家ゆかりの地です。いつか行きたいと思っているのでイサム・ノグチを紹介していただきうれしかったです。
Posted by: 佳代子 | December 26, 2005 01:14 PM
間違いでした。庵治石を使った彫刻で、美術館があるのは牟礼町でした。
Posted by: 佳代子 | December 26, 2005 01:52 PM
美鈴さん、美鈴さんもイサム・ノグチの番組見ましたか。 生涯をかけての表現って、心を打ちますね。
Posted by: Life-Artist | December 27, 2005 08:41 AM
佳代子さん、イサム・ノグチは牟礼町とニューヨークにアトリエがあったそうですね。 私は、牟礼町も将来、訪ねて見たいと思います。彼の骨は、牟礼町、ニューヨーク、ハワイの3ヶ所に埋葬されているそうですね。
Posted by: Life-Artist | December 27, 2005 08:47 AM