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December 31, 2005

揺るぎない価値観

今年は、3月からブログを書き始めた。新たな表現の具を得て、幸せを感じる。 2005年までの自分の生き方を通して、"健康・こころ・自然・時間" に対する私の価値観は、揺るぎないものになった。

健康は、食物の勉強と実践で確固たる自信につながることを知った。 病気は、運命や、交通事故のように突然くるものではない。病気とは、自分が加害者で、自分が被害者のようなものだと思うようになった。

こころの奥と対話すれば道が拓けると想うようになった。人間を、人生を、愛しく感じるようになった。

坐禅の勉強と実践は、宇宙の調和、大自然の一部としての自分の存在を感じるようになった。時折、身を委ねる境地を味わうことは、安らぎを与えてくれる。

時間は、価値観の象徴。 人生は、「珠玉の時」、こころの内奥が求める声に耳を傾け、"生命の詩"を奏でるようなひとときを送りたいと想うようになった。

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December 29, 2005

押し花のメルヘン

横浜の神奈川区役所のロビーで、小さな美術館・押し花展に足を止めた。 「おむすびころりん」「森の小人」などの題で、小さな押し花が集まって、リス、ウサギ、森、フクロウなどを造っていた。切り株、小人、落ち葉、空を飛ぶ雁、蝶などもあり、お伽話しのようなメルヘンの世界を造っていた。

作品を見ていたら、急に人生の可愛らしさのようなものを感じた。"花こころ・詩こころ"と副題がうってあった。区役所での幸せな驚きだった。

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December 28, 2005

2200年日本の人口約850万人

今朝の日経新聞に、日本の人口の予測データが出ていて、2100年4100万人、2200年はたったの852万人とあった。 明治維新後の1900年4400万人、1967年に1億人を突破した日本の人口も、いずれ850万人に減ると云う。 凄い乱高下のピークに、自分は今生きていることを実感する。 850万人は、今の日本の人口の6.6%。 弁護士試験合格者並み? 時代は、凄い変動をしているんだなーと思う。

この850万人と云う数字は、現在の神奈川県の人口とほぼ同じで、また鎌倉時代の日本の総人口と同じと云う。 2200年の日本は、1192年の鎌倉時代と同じような人口と云うのが、面白い。

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December 27, 2005

白い割ぽう着

昨日夜、都内の小さな古い民家(築60年)を利用した居酒屋に偶然、入った。そこには、囲炉裏があり炭火でお燗をつけてくれた。白い灰が、子供時代に見た、火鉢のなかの白い灰を連想させた。

暖簾のなかから、白い割ぽう着を着たおかみさんが、注文を聴いてくれた。 白い割ぽう着を見るのは、何十年振りだろう。大正6年生まれの母を想いだし、子供時代に甘えた割ぽう着の温もりが蘇った。

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December 26, 2005

イサム・ノグチの人生

新日曜美術館で、彫刻家イサム・ノグチのことを詳しく知った。 彼は1904年米国生まれ、日本人の父、米国人の母を持つ彼は、戦争に翻弄され、日本にも米国にも居場所がなく、抽象彫刻・建築に自分の表現の灯りを見出した人でした。

実力は世界的に認められながらも、想いを込めた広島の平和記念碑の設計は、米国人だからと拒否され、米国でも、平和のモニュメントが真珠湾攻撃をした日本人だからと拒否されて来た。 彼は、芸術で国境を超えたかった。

その彼が、84才の生涯を終える一年前に、札幌のモエレ沼公園のデザインを完成させて、その想いを実現させた。札幌のモエレ沼公園は、空へと続く石段がある。 11月、初めてモエレ沼公園を訪れた時は、まだ詳しく彼の人生を知らなかった。 今度、また、じっくり彼の作品を味わいたいと想った。

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December 25, 2005

一人暮らし世帯29%に驚き

昨日の新聞に、日本の世帯の29%が一人暮らし世帯との記事に改めて驚いた。 1億2000万人の人口大国の日本も、一人暮らしの人が多い不思議な現実。

元気が好い時は、個人主義は、気楽で楽しい。 元気がない時は、一人暮らしは辛いと思う。 人間は、元気が好い時も、元気がない時もある。

健康で、寄り添って生きることの大切さを改めて感じる。

Merry christmas !

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December 24, 2005

江戸時代気分で忘年会

昨日の発見は、江戸時代の小伝馬町牢獄跡、日本橋の広重の住居跡。 江戸時代の光景の上に、すっぽりと自分が乗っかっているような感覚を味わった。 歩きなれた日比谷公園そばは鍋島藩屋敷が広がっていた。

そして昨日は、江戸文化が大好きな人達との忘年会、はしごで、町内会忘年会と、年末らしい酔いを味わった。

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December 23, 2005

怒りの原因の滑稽さ発見

人間の喜怒愛楽も、春夏秋冬の大自然の営みだと思う。 そんなことを思いながら、人の怒りの原因について探求したい気もする。

怒っている時、何故怒っているのかを当人が詳しく人に説明したら、その人は、さぞ 子供っぽく、純真で可笑しく、見えることもあるだろう。怒りの原因を聴いているなかで、そのひとが愛しくなることも多いのだろうと思う。

怒りの嵐を見て怖がり近づかないことで、その滑稽なくらい純真で可笑しい、怒りの原因に触れることなく、人は遠ざかって行くと思う。 怒りの原因の探検も楽しいことかも知れない。

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December 22, 2005

マグロ型かヒラメ型か?

マグロは、絶えず泳いで生きている。 身は赤い。 一方、ヒラメは海の底でじっとしている。餌を取る時の瞬発力はある。 身は白身。

人間にも、マグロ 型と、ヒラメ 型があると思う。 私は、絶えず、動き廻っていないと調子が悪い。マグロ型だと自覚する。 小さな驚きを求める心は、旅の心。

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December 21, 2005

浅野内匠頭、自刃の地

先日、歩き慣れた新橋を歩いていたら、新橋4丁目に、石碑を発見した。 近づいて見てみると、浅野内匠頭 自刃の地 と標されていた。 田村右京太夫屋敷跡で、そういえば、この辺は田村町と云われる地名があることを思い出した。

今までに、何度とこの辺は歩いたこともあり、翠園と云う中華料理屋さんもあり、慣れた光景だったのに、気づかなかった。 石碑を 繁々と眺めながら、赤穂浪士の場面を想い出した。

つい先日、東京シテイーガイド の有志で、両国・吉良邸から三田の泉岳寺まで(12km)浪士を偲び、浪士の引き揚げの道を歩いたばかりだった。その引き揚げの道のルートには、この内匠頭自刃の地は入っていなく、浪士は実際、通らなかったのだろう。

300年前、この地で、内匠頭が、辞世の句 「風さそう花よりもなお我はまた 春の名残を如何にとやせん」を詠んで此の世を去った。 都会の雑踏のなかに、元禄の一陣の風が吹いたような感じがした。

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December 20, 2005

極寒の日々に思う

最近の寒さの中で、野外生活の人達のことが気になってしようがない。 近代的な現代社会であるのに、私の目には、飢えや疫病で、路上で日常、人が死にゆく戦国時代のような光景を想像する。

マザーテレサが見たインドの光景と同じ光景が、日本でも起きているのではないかと思う。個人主義で、人を助けて生活して来なかったが故に、いまさら人に救いを求められずに、路上生活をしている人もいるだろう。怒りっぽいとか、人間関係が下手で、孤立してそうなっている人もいるだろう。

一歩外の世界は、寒さがこんなに厳しい世界だったことを、あらためて思う。 人は、強い時も、弱い時も、人と寄り添って生きてこそ、イザと云う時も、あったかい焼きイモのような人の体温を感じることができると思う。

いきさつがどうであれ、沢山の路上生活の人を、見て見ぬ振りは出来ない気持になる。 余りにも人生が過酷過ぎると思う。

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December 19, 2005

嬉しかったこと日記

毎日の出来事で、"嬉しかったことを綴る日記"を書いたら、素敵だと思う。 何気ない言葉、何気ない青空だって、嬉しさをくれることもある。

"運が良かったこと日記"なども好い。 そんな事に意識を集中させることが、人生を 捨てたもんじゃないと思わせる。

そんな、日記も書いてみようかと思う。

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December 18, 2005

人生の達人

人生の送り方について思う。 うまくいっている時は、躁(そう)状態になりがちで、うまくいっていない時は鬱状態のようになりがちである。 ただし、常に躁(そう)状態ではありえず、躁(そう)状態は大きければ大きいほど、その落差は辛くなる。

終り無き祝祭は無い。宴のあとの寂寞感は大きい。 喜びも苦しみも、運も不運も、淡々と、その通り過ぎるひとときを味わうことが出来たら、人生の達人ではないだろうか?

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December 17, 2005

"フォアグラ週間"、「中学生います」

忘年会シーズンで、肝臓を痛めることを皮肉って、"フォアグラ週間"と云っておられる言葉を聴いて、面白い表現だと思った。暴飲暴食しそうな時は、自分がフォアグラになることを想像して、自制しようと思った。

もっと、驚き、世相を反映しているなー と思ったのは、「猛犬います」の代わりに、家の門の前に、「中学生います」 って書いたらどうですか? との指摘。笑うに笑えない世相。それでも、やはり可笑しい。 

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December 16, 2005

滑稽な 寂しさ

人は、それぞれに宇宙であるが故に、寄り添って生きる時にも、乗り越えねばならない壁があると思う。重なり合わない、それぞれの人生の違いに、寂しさより、滑稽さを感じられたら、素晴らしいと思う。

「滑稽な 寂しさ」 この境地を深く味わえたら、人生の修業の跡を感じる。 「滑稽な勘違い」まで 行くと、人生を楽しむ境地ではないだろうか? 人生の展開を新鮮に驚き、ちょっと微笑む境地は、素敵だと思う。

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December 15, 2005

肩車の光景

街中で、子供を肩車しているお父さんを見ると、私はすぐ、自分の娘を肩車していた頃を想い出して、微笑んでしまう。

当時は、疲れて余り担ぎたくない時もあったが、娘の「あたま抱っこ」と云ってせがむ姿が懐かしい。 疲れて、イヤだと云うと、両手で、ゴマをする格好をして、「ゴマ しゅり、ゴマしゅり 」と云っていた。

街中の、何気ない親子の肩車の光景に、安らぎと追憶に浸ることがある。

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December 14, 2005

ファーストフードとゲーム脳

昨日のDaily Yomiuri新聞に、豪州で肥満増加で、軍隊に入れない若者の深刻な状況をレポートしてあった。そして、junk-food-related-obesity (ファーストフード 関連肥満)を原因の一つに捉えていた。 軍隊のことはともかく、肥満の世界的増加は、深刻な問題だと思う。

ファーストフードの食材は、動物性脂肪・砂糖だらけの危険なものが多い。 世界中で某ハンバーガーショップに入る客は1日で480万人と云う。 貧しい国にも、糖尿病・肥満が増えている。 大人にも危険なファーストフード を子供が食べたら、精神も肉体もボロボロになると思う。

また、電子ゲームに慣れた子供の脳は、ゲーム脳と云って、思考する前頭葉を迂回する、動物的条件反射的な人間、危険な人間を育てる。

ゲーム や ファーストフード は、子供の周りに沢山ある。 親が、しっかりしなければ、社会のいい加減さから守れない。

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December 13, 2005

人口の80%外国人の国

私が行って来たアラブ首長国連邦の人口は約430万人(2003年)ですが、その内、ナショナルと呼ばれる自国人約20%と云われています。

80%は、外国人労働者です。外国人労働者の約52%はインド人、約10%はパキスタン人です。 街中は、ヒンドウー゙ー語、ウルドウー語が飛び交うインド・パキスタン社会の様相もあります。

外人労働者は、男性が圧倒的に多く、だから、男性と女性の比率は2:1以上になり、女性はもてます。

ヤミール(右)、ヤサール(左)、シーダ(まっすぐ)、キフ(止まれ) とは、タクシーの運転手(殆どパキスタン人)に話す時に有効なウルドウー゙語です。 「ジャヴェー、インターコンチ、ジャナヘ」 (インターコンチ ヘ連れて行って下さい)など云えば、パキスタン人の運転手は、笑顔になります。

今朝は、アラブの小さな旅を紹介しました。

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December 12, 2005

きんもくせいの香り、カーリング親子

今日、面白い話を聴いた。 きんもくせいの花の香りに、子供が「お母さん、トイレのにおい」と云ったとか?

最近、「カーリング親子」と云う人がいるとのこと。 子供の進む道の前を、ほうきで、パタパタと履き清めてあげる親の、子との関係を云うらしい。

何だか、ストレートには笑えないが、やはり可笑しく、笑ってしまう。

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December 11, 2005

朝日の神秘

時差があっても朝日は、体内時計を調整してくれると云う。 人間も植物のように太陽の光に反応して生きているんだ。 朝日を見ると、また何かが始まる気がする。

「日はまた昇る」。 24時間ことに、別のゲームが始まる。 ボーリングの時の別のゲームのように思えば、気持が切り替わる。

小鳥のさえずりと共に、日の光を感じる時、人生の白いキャンバスに何を描こうかと想う。

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December 10, 2005

アブダビの旅の余韻

娘と旅をして、新たな驚きが沢山あった。 21才になった娘と、13年振りに、懐かしいアブダビの街を歩いてみて、当時娘が子供の時、見ていた街の光景が、どの様なものだったか、知ることが出来て、新鮮だった。 街の靴屋さんの靴の形をしたネオンサイン、歯医者さんのあった交差点の古いビル、たぶん怖くて覚えていたのだろう。 泣かずに治療を受けて、無線の自動車のおもちゃを買ってもらったことも、親子で思い出して笑った。

タンドリーチッキンの美味しかった味、街角のシュワルマの美味しかった味、娘は再び食べて喜んでいた。 子供の目は、私の知らない沢山のアラブを、見て来たのだろと思いました。

昨晩21時頃自宅に帰って来ました。 5時間の時差(アブダビ は5時間マイナス)ですが、今朝は、朝日を浴び、心地良く目が醒めました。 TVの"小さな旅"にでて来るような想い出一杯の旅でした。

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December 08, 2005

Unforgettable trip

Today is a last day in Abu Dhabi, I feel this trip have become one of the most precious travel in my life.

Sand in the city, Indian restaurant , local grocery shop, blue sea, white beach, hot air , Abu Dhabi smell of the city, everything is wonderful stage of my trip with daughter .

7 years old daughter has grown up as 21 years now , she is beside me with my trip. For her Abu Dhabi is comfortable nest of her childhood. She had a tearful reuinion with her close friends in Abu Dhabi.

I was touched with deep emotion , remembering our cherished Abu Dhabi life with my family .


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December 06, 2005

In Abu Dhabi

I and my daughter arrived at Dubai on Dec 5 , we are enjoying fantastic reunion with friends and feel very happy in the environment in which we lived in the 13-15 years ago.

In Abu Dhabi , about 500 Japanese people live currently , and about 1200 Japanese people live in Dubai. We visited Abu Dhabi Japanese school. Every details of the school facilities reminded us of wonderful fantastic days .


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December 04, 2005

アラブ首長国連邦ヘの旅

今日の夜、関西空港からドバイヘ出発します。 ドバイから車で2.5時間で、アブダビヘ着きます。そこが、私が1989年から1992年まで住んでいた国です。

現地のインターネットからブログが書けるか?ですがトライします。

今回の旅は、数日ですが、娘との大事な旅です。 アブダビ日本人学校も訪ねる予定です。そして、現地の友人との大事な再会。 自分の人生の、鮮やかな、想い出のシーンの一杯詰まった場所です。

私の今回の旅は、私の価値観"健康・こころ・自然・時間"のなかでも"時間"に対する価値観の実現です。


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December 03, 2005

地球、大自然

TVで地球・大自然とかで、凄い迫力の大自然の光景や、動物の生態に驚くことがある。 そのような映像と、人間の心とダブって感じることがあった。 人の心も雄大な大自然の展開の一部なのかも知れない。

詳しく、話を聴いて見ると、人は、こんなにもそのひと固有の特性があるのかと思う。 人はそれぞれに事物・事象を個性的にデフォルメ(ゆがめて)して理解・認識しているのだと思う。 それが、あるときは芸術になったり、不幸にして犯罪に繋がったりしているのかも知れない。

世界は、それぞれの人に、全然違った形で、厳然と存在しているのかも知れない。

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December 02, 2005

未知の世界

道を歩きながら、不図思った。 人生は、それぞれの人にとって、毎日が、未知の世界なのだと。 先例の無い、前人未踏の世界なのだ。 誰も歩いていない新雪を踏み、歩くような、荘厳な道なのだ。

思い通りにならないことや、不幸なことも経験する。 それも、人生の味付け。 自分と云う認識の周りに、展開して行く世界。 それは決して、重なり合うことの無い、独自の世界。それが、一人一人の宇宙として展開している。

重なり合うことのないそれぞれの宇宙が、お互いの存在を、愛しく感じること。 それが、精神の穏やかな安らぎを与えてくれると思った。

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December 01, 2005

バレンタイン監督の1000本ノック改革

ロッテを、最強の野球チームに造り変えた、バレンタイン監督の逸話を知った。 日本の野球の練習の典型パターンの1000本ノックに疑問を抱いていたバレンタイン監督は、先ず監督自ら、1000本ノックを受けてみたのだそうです。

そして、1000本ノックは、達成感はあるが、成果には疑問と結論。 彼は、トップダウンの日本の管理野球を、選手に合わせたRespect(選手尊重)野球に変えたのだそうです。

手抜きをした選手には、いきなり処罰などせず、何故 手抜きをしたかを納得するまで、話すのだそうです。そして、選手を信頼して、又 グランドヘ送りだす手法です。

マンネリ化した苦労ではなく、心の通った苦労なら、人間の能力がドンドン引き出されるのだなーと思います。バレンタイン監督の表情は、確かに、何か惹かれるものがあるように感じます。

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