病める自己主張
日本人は、特に社会に対して非主張的に、周りに合わせて生きている人が圧倒的に多いと思う。一方、家庭のなかでは、攻撃的なくらいの自己主張のエネルギーをたぎらせているように思う。
外では、極端に自己主張を抑え、あるいは人任せの人生を送り、内では、"私はこうあるべき権利がある"くらいの強い自己主張のマグマを持っている。
それが、現代 日本人の多くが陥る、病める精神の元では無いのかと思う。 外にも内にも、自分と他者はいつも同じように存在する。 自分と同じ繊細な神経の他者の存在を思い、抑え過ぎなく、主張し過ぎなく、自分と他者を同時に思いやれる境地が、大切なことだと思う。
何事も、サーカスの綱渡りのように バランスを取る、精神の運動神経が大事なのだろうと思う。
Comments
「Always 3丁目の夕日」
きょう、この映画を観てきました。男たちがいい、いいというので。
平日なのに結構込んでいました。老いも若きもで。悲劇でないのに、わけもなく涙腺が緩んで困りました。年かなあと思っていると、周囲から啜り泣きが聞こえてくる。いいなあ・・・
自転車に乗って一人で繁華街へ行ってみたのですが、なんともいえず帰りのサイクリングは満たされた気分でした。
ライフアーティストさんの日記をよんでいると、きっとこの映画の良さが分かる方だと思うんですけれど。
Posted by: 弥生の月 | November 28, 2005 09:05 PM
弥生の月さん、3丁目の夕日は、映画館で予告編を見た時から、見ることを決めていました。(11月初旬に見ました。)
皆が苦労を前提としながら、肩寄せ合って生き、共に夕日を見た時代でした。 今は苦労が煩わしい時代なのでしょう。 苦労は、人生の隠し味だったんだなーと思います。
Posted by: Life-Artist | November 29, 2005 07:08 AM