母の権威の崩壊
父の権威の崩壊は、長く聞いて来たが、母の権威の崩壊の話も最近聞いた。 それは、「食卓の喪失」 から来ているとのではないかとの分析。 個人が、好きなものを別々に、自分の都合の好い時に、勝手に、好きなだけ食べる時代。 即ち個食、孤食の時代。
個人の自由・権利を追求する余り、その事で、自らの精神も病んでいるような気がする。 半分くらいは自分を抑え、誰かの為にと云う気持が無ければ、人との関わりで幸せにはなれない。 家族や集団・社会の為に、ちょっとは自分を抑える気持を取り戻さないと、人は お互いに、ドンドン孤独になって行くと思う。 自由のパラドックスみたいなものだろう。
病院で産まれ、病院で死んでいく時代。 こんな生き方の為に、日々頑張っているのだろうか? 貧しくとも、ちゃぶ台のあった、家族団欒のあった時代の日本の精神性も、大切だと思う。それは、軍国主義に繋がる全体主義などとは縁遠い、崇高な人の絆だと思う。
Comments
ブログ初めて拝見。マジメなおかたのようで、好感をもちました。わたしのページも覗いてくださいませ。母親の権威は・・・・??さああ??
Posted by: 山口ももり | October 26, 2005 04:23 PM
山口ももりさん、7/21江戸の人口、9/10美の航海の記事にもコメント頂きまして有難うございます。 コメントからも小さな驚きが続きます。有難うございます。
Posted by: Life-Artist | October 27, 2005 07:17 AM