人間関係考察
職業柄、人間関係の破綻について考える事も多い。 人は「私」を主張すれば、するほど、人との距離が拡がっていく。 一方、「私」を主張しなければ、何の為に生きているのかむなしくなってしまう。
それは、交換神経と副交換神経のバランスが、健康には大切な事と似ている。 良い人間関係の構築には、その「私」を出したり、引っ込めたりする リズムが大切だと思う。
現代の世相は、四六時中 「私」を主張する事を煽り、結局、"大勢の孤独な大衆"を生み出している。 「私」を抑えて、誰かの為に動く時、人の心をうつ。 そのような人間関係は、先ず肉親のなかには自然にある。
誰かの為に、「私」を抑えてもつき合っていきたいと思える人が、多くいれば、笑顔と祝福のなかで生きていけると思う。