二宮尊徳像
新装なった小田原駅前に、地元(栢山・かやま)出身の二宮金次郎(尊徳)の銅像を見付けた。 背中に薪を背負って読書する姿が、何だか昔の日本人の価値観の懐かしさを感じる。
「どんなものにも徳がある。 譲って損なく、奪って益なし」 と彼の言葉が書いてあった。ジーンと来る。
1787年~1856年を生きた人。 丁度 松平定信の寛政の改革が始まった年に生まれている。
6人兄弟の私は、薪を背負った姿に、子供の頃、私を背負った姉の姿を想像する。 姉は、私を背負って、よく本を読んでいたと云う。 質素だが、心が豊かな、遠い日本の昔のことを思う。
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