ひょんきんだった父
ずいぶん前、父が、ある時、空を自由に飛ぶ鳥を見て、「おれも若い頃は、あすこまで上手には、飛べんかった。」 とつぶやいたと、弟が聞き、兄の私に飛んで知らせに来た。 父は始祖鳥か?・・・ ギャグ慣れしていなかった、小さかった弟は、ビックリした事だろう。 今でも、兄弟・姉妹 意表をついた面白い事を云うのが大好きである。
ある時、私が近所の売店に行く父に、 落花生を買ってきて貰いたくて、「ひょうたんピーナツ」略称「ひょたピー」を買って来てと頼んだら、売店で、「ひょたピー」と云って尋ねたとの事。 命名者の私は、笑い転げてしまった。
そんな父の命日(8/2)の頃、そんな事を思い出した。 満洲から引き揚げて来て、何度も死ぬ思いで生きて来た父には、このようなとぼけたユーモアが、生きるバランスを保っていたのかも知れない。
Comments
千里さん、お父様も満洲へ行かれましたか。 私は、今になって、父から満洲のことや人生論を沢山聞いておけば良かったと思っています。
Posted by: Life-Artist | August 06, 2005 07:13 AM