July 31, 2005
先日聴いた、養老猛先生の話を思い出す。 人間は、意識がある時間が、自分の人生と思っている。 と云う事は、寝てる時間は、始めから消えている。 他人から見れば、在る1/3の人生は、本人には無い。
「科学者の自叙伝は、本当に科学者なら、ページの1/3は、白紙であるべき」などおっしゃった。
ところが、一方、人間の脳の酸素消費量は、起きてる時も、寝ている時も、同じなのだそうだ。 自分の知らないところで、自分は、無意識のなかで、気づかないところで、もう一つ大きな人生を営んでいるのだ。 知りたくても知り得ない神秘の世界、45億年に刻まれた遺伝子の世界かも知れない。
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July 30, 2005
古本屋で、扶桑社の「新しい歴史教科書」(2001年)を買ってチラッと読んでみた。 1783年の浅間山の大噴火は、凄まじく、世界の気候に影響し、欧州では、それによる不作が原因の一つとなって、フランス革命(1789年)に繋がったかも知れないと云う説が載っていた。 想像力を湧き出させる歴史の視点に驚いた。 慣れ親しんだ山川出版社の日本史ではみた事のない記述だ。
日本では、浅間山の大噴火の後、天明の大飢饉が起き、数十万人が餓死。一揆や打ちこわしに繋がり、老中、田沼意次は失脚した。
今度、浅間山を眺める時は、フランス革命をも、思い出す事ができそうである。 もっと知りたくなる刺激だった。
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July 29, 2005
今朝、思った。 人生にも、身体にも、微妙なバランスを維持する事が大事なのではと。 自由と不自由(義務的な役割)、交感神経と副交感神経。 これらのバランスは、精神・肉体の健康に大切な事ではと思う。
ずーっと緊張しすぎても、頑張り過ぎてもいけない、またずーっと リラックスしすぎても、楽をし過ぎてもいけない。 昼と夜のリズムのような、プラスとマイナスで、ゼロになるような、そんなリズムが好いのだと思う。
太極拳の動きも、動作がプラスとマイナスでゼロになるような対称的な動きで成り立っている事を座禅の住職に聴いた。 確かに、太極拳のあのバランスとリズムの世界、宇宙のリズムのような深いものがありそうな気がする。
微妙な、バランスを維持して行くには、"職人的な生きる知恵"のようなものが要るような気がする。 それが、私の修行でもある。
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July 28, 2005
先日行なわれた日経ホールでの健康セミナーで、人類の最高長寿事例として、フランスのカルマンさんと云う女性の例を聞いた。 彼女は、1875年生まれ、1997年に亡くなり、122才だったとのこと。
122年と云う人間の寿命、また西南の役(1887年)の頃に生まれた人が、最近まで生きておられたと云う事に驚いた。
講演をした90代の現役医師、日野原先生は、カロリー制限と長寿の関係についても述べられた。 人間に近い赤毛猿の事例で、カロリー制限30%の猿と、制限無しの猿では、明かにカロリー制限猿が毛並みも良く若く、長寿であったとの事。 確かに、食べ過ぎと長寿は、結びつかないように思って納得。 何事も「足るを知る」謙虚な生活態度が大事かと思った。
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July 27, 2005
7月26日、江戸文化研究家の杉浦日向子さんと、吉本興業の岡八郎さんが亡くなり、寂しかった。 TV「お江戸でござる」で、杉浦さんは、江戸文化を知る楽しさを教えてくれた。 岡八郎さんの芸で、どれくらい笑わせてもらったことだろう。 会ったことはないが、二人に心から有難うと云いたい。
そして、昨日は、スペースシャトル打ち上げが成功。 人類の夢への挑戦は続く。そして、野口飛行士も無事大役を果たして欲しい。 無事、ミッションを果たした時、宇宙から見た日本の灯り、ライトアップされた江ノ島、烏帽子岩の灯りが、どんなに愛しく思えることだろう。 台風一過の朝、昨日と云う日が、確かな、思い出に残る一日だったことを思う。
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July 26, 2005
観覧車は、少しずつ上昇し、見えて来る景色が広がって行く。 時間が経つごとに、見えてくる景色が、代わって行く。
まるで、年を重ねるごとに、変わる人生の風景を見るようである。
そして、最高地点に達した時に、凄いパノラマが広がる。 最高地点は、人生のずーっと後の方であって好い。少しずつ見える景色が変わる事は人生の楽しみだと思う。 色んなものを目を凝らして見ると、新たな発見があると思う。人生は、大観覧車だ。
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July 25, 2005
45億年前、小惑星が地球に近づき、衝突した。 これがGiant Impactと云われ、地球の一部が破壊で、飛び散った。その飛び散った破片が、集まり「月」が誕生した。 月は、元は地球の一部だった。 それは、すさましい衝突だったろう。
それから地球の地軸は傾き、自転速度が日8時間から24時間に変わった。 もし「月」が無かったら、地球は、強風(300km/時)が吹き荒れ、単調な自然のなか、生命の進化の速度は、すさましく遅く、人類の誕生は無かったと思われる。 潮の満干き、四季の変化、豊かな自然は生まれなかったと云う。
地球の1/4の直径の「月」 、愛しい地球の兄弟。 やっぱり、月を、小さな地球と見たてても良かったんだ。 遣唐使が、故郷を夢見て、「三笠の山にいでし月かも」と詠んだ気持は、深いんだ。 45億年前の神秘が、無ければ、今の自分も、人生もないんだ。 よくぞ、地球の後頭部に、大きな石がぶつかってくれた。
愛知万博、「もしも月が無ければ・・・」(三菱館)の訪問記でした。
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July 24, 2005
昨日の朝は、名古屋、藤が丘駅前で、レンタサイクルを借りて、一人で万博会場へ、自転車の旅をした。 万博会場まで約30分の距離を、長久手の古戦場の田舎道、川ベリの道のサイクリングを楽しんだ。 田んぼの香りが、もう子供時代を思い出させて、とても幸せな気分になった。 私は、レンタサイクルの旅のマニアで、この2~3年では、前橋駅前、岡山駅前、ニュージランドのクライストチャーチなどで、自転車を借りて自転車の旅をした。
万博会場では、「もし月がなかったら・・・」と云う宇宙の話、映像を見たり、巨大な観覧車に乗ったり、東北の民話のコーナーに行ったり、マイペースで楽しんだ。 まさに小さな旅だった。
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July 23, 2005
今日、夕方の千葉沖地震の時、私は名古屋に来ていた。 夕方5時頃ニュースで知り、すぐ横浜の自宅へ電話した。
娘によると、本棚の本が落ちたり、食器が少し落ちたとの事だが、大丈夫と聞きホッとした。
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昨日は、養老猛さんの講演が、痛快だった。 その痛快な部分を披露すると次のような事。 笑い出したくなるくらいだ。
(1) 秩序を作ると、無秩序は引っ越す。 掃除すると、掃除機のなかに塵が引っ越すだけ。野犬狩りをすると、猿が里に下りてくる。 秩序は、無秩序と引き換えに得るもの。
(2)動物は言葉を話せないのは、絶対音感を持つ為、人によって云った同じ言葉が、別に聞えて、覚えられない。 概念は、同じ物を造りだす。 感覚は、同じ物などない世界。
(3)個性尊重で、変えようとしないところに教育の出番はない。基礎的な勉強に個性を尊重していたら、教育が成り 立たない。基礎を教えるのに、教え方を封建的など非難して、どんな子供を育てているのでしょう? 個性尊重と云われ、甘やかされ、自分を見失った若者だらけ。
養老さんの思考活動と表現力は、実に気持が好い。 朝の円覚寺の蝉の声が、爽快であった。
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July 22, 2005
昨日、ノーベル賞の小柴昌俊さんの講演を、鎌倉円覚寺の早朝講演会で聴いた。 小柴さんは1926年生まれの78才。 3才の時に、母は、結核で他界。 子供時代は、小児麻痺にもなられ、今もその後遺症があると云われた。
彼は、そのような過去を、振り返りながら、「やれば、できる」と題した話をされた。 但し、やればできると云っても、「本気でやれば」と云う事ですと付け加えた。
彼の、研究の分野に話が及ぶと、真理探求の熱い情熱が、強く会場に溢れた。 彼は、ニュートリノと云う、電気を持たない素粒子の探求に夢中になり、通常の人が、光を通して、物を見ているように、彼は、ニュートリノと云う物質を通して、物を見ているようであった。 そのニュートリノを通して見た太陽の写真を、スライドで見せてくれた。 何と云うロマンなんだろうと思った。
彼は、圧倒的な、「知る喜び」につき動かされ、その喜びを伝道しておられるようであった。 彼は、ノーベル賞の賞金3500万円を投じて、また寄付を募り、平成基礎科学研究所を創設、基礎科学研究の面白さを広く伝える運動を主催されている。 「ライフワークと情熱」の人生に触れ、清々しい気持になった。
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July 21, 2005
江戸時代の江戸の人口を調べてみた。 1843年の調査で、町人の人口は約60万人 、武士は60万~80万人。僧・神官 約5万人。 合計125万人~145万人。
18世紀のパリは約50万人。 17世紀のロンドンは約38万人だったので、江戸は、当時 とてつもなく大きな、世界的な巨大都市だったとのこと。 面白い発見でした。
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July 20, 2005
血圧について、インターネットで調べてみた。 寝ている状態で 125/82の人が、同じ人の状態による変化は次の通りだった。
"起きてしゃがむと164/109、 マイナス10度の寒いところに入ると 175/117, 25kg の重いものを持つと 196/120 " とのデータであった。 昔のトイレが、高血圧の人に、如何に危険だったかがわかる。
私は、毎日、起床後1 時間以内に血圧を測定している。 今では、食生活の改善で、正常値(140/90)以内を維持している。
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July 19, 2005
昨日は、東京シテイーガイドの有志で、広重の絵と対比しながら、広重が描いた東京の場所を、数ヶ所訪ねた。大田区の洗足池近く、目黒区、五百羅漢寺 など、江戸の別世界に入り込んだ。
広重が生まれたのは1797年(~1858年)。 たった208年前のこと。 洗足池そばには、勝海洲夫妻の墓があり、夜は、まだホタルが見れるところと云う。 五百羅漢の並ぶお寺の本堂に座ると、やはり別世界。
気づかなかった世界を知る事は、時に気持ちを豊かにする。 因みに、広重が生まれた年は、シューベルトが生まれた年と同じ(1797~1828)事にも気づいた。
モーツアルトはちょっと年上で、1756年~1791年。 生まれた年は、葛飾北斎と近かった(1760年~1849年)。
広重とシューベルト、 北斎とモーツアルトは、 それぞれ同期という事か。 これも、ちょっと、面白い発見でした。
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July 18, 2005
昨日は、横浜の花火大会であった。遠くに見える花火を、家のベランダからちょっと見た。 花火は、何か不図思わせるものがある。
闇が無ければ、輝かない花火。 沢山の連続した花火が、印象に残る訳でも無い。 間隔が空いた、あざやかな一発にこそ、印象に残るものもある。 そして、その花火の華麗さの度合いが、強く心に残るものもある。
人生のなかでも、闇もまた時々の花火を演出している。 あざやかな花火造りが、人生かも知れない。
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July 17, 2005
どう考えてみても、驚きが収まらないのが、心臓が押し出す血液の拍出量の大きさ。 人の握り拳ほどの大きさの小さな臓器、心臓が、1回80ml ほどの血液を押し出し、1分間では、5.5リットル、1分間で、全身の血液を、ほぼすっかり入れ替えてしまうと云う。 1日で8トンになる。 1年で、3000トン。 一生80年として、24万トン、外航の大型タンカーの1隻分に当たる。 自分が、石油の輸入に携わっていたから、尚更、そのイメージが湧き、その巨大さに、仰天してしまう。 人体への畏敬の念が湧く。
また人間の血管の長さは、地球を2.5周もする長さ(10万キロ弱)。 万里の長城の7000キロ位(日本~欧州)では、短い! 短い! 。 人体って、何だこりゃ? って感じだ。 こんな財産、世界遺産どころじゃない。 その驚きを忘れずに、生きて行こう。
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July 16, 2005
行きつけの、近所のJazz 喫茶のママさんの娘さんが5才くらいの時に、「大きくなったら何をするの?」と、聴かれた時に・・・・・・ 「お母さんを育てる。」 と云ったとの話を聞いた。
無意識に大人の会話、親の会話を聴いて、自分が育てられていることに、お礼をしたいと思ったのかと想像した。 成人した本人は、そんな言葉を云ったことも忘れていると云って、ママさんは笑った。 子供の、何気ない"生活の言葉"の表現が、どれだけそのママさんの人生を支えてきたことだろう。
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July 15, 2005
埼玉医科大学・松下教授の著書"免役力がアップする50の法則"のなかに、「日記をつけている人は、免疫力 が強化される」と云うのを発見。 飛び上がる程、嬉しかった。 米国のある大学の研究発表で、感情の赴くままに書き散らしていっても、 日記を書いている人と、書いてない人では、免疫力(T細胞の数と活性)に差がでたと云う。
また、友達や、家族、親友の存在も、免疫力を上げると書いてあった。 そして、笑いも免疫力を上げる。 精神の力も凄いものだと思う。 心と身体は、繋がっていると実感する。
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July 14, 2005
今朝4時51分に打ち上げられる予定の、米国スペースシャトルの打ち上げ延期された。 野口宇宙飛行士の出身の湘南、江ノ島では、烏帽子岩が、野口さんに見えるようにライトアップされている事を思い出して、ロマンテイックに、その打ち上げのニュースを待っていたので、ちょっと残念。 でも、延期の判断は大事。 延期したら天気も好くなってるかも知れない。
私は、最近、地球を外からみる気持を味わいたくて、想像力を鍛えていたら、よく食べるアボガドの丸い大きな種に地球の形を連想するようになった。 地球を手に取ってみると、自分が神様になったみたいに感じる。 「ここに60億の小さな生物が、可愛く、こちょこちょと生活を営んでいるか。 」 と繁々と眺めてみる。 夜は月を 地球に見立てて、地球を懐かしむ気持を味わう。 人生は雄大なパノラマに変わる。
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July 13, 2005
日常生活の他人との関りのなかで、他人の為か?、自分の為か? 論争になる事もある。 私は身近な人との間でも論争して疲れて、人間に大きな壁を感じた事もある。 だが、数ヶ月前、座禅の道場の住職の言葉で、ふっ切れた。
「他人は、自分の一部。 全ては、自分。 自分は、全て。」 の境地に触れた。 自分の意識、五感の中に世界が広がっている。 拘る事は無かったのだと思う。 全ては、愛すべき自分の一部だったのだ。
人間の60兆個の細胞の世界に、改めて、気が遠くなる程の神秘を感じる。
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July 12, 2005
80代とは思えない森光子さんは、毎日、ヒンズースクワットと云う、膝の屈伸運動を100回以上しておられると云う。
免疫機能を上げるには、体温を高く保つ必要があるが、体温を上げるには筋肉が一番。筋肉は下半身に集中している。 屈伸運動は、ももの筋肉を鍛える。体温維持、向上の効率的な運動だと納得。 これが彼女の健康に多大な貢献をしているだろうと思う。 (ヒンズースクワットとは浅い膝の屈伸運動。因みに食物で体温を上げるには生姜が良いと思う。)
数日前に、私も真似して20回~30回/日の屈伸運動をしはじめたら、膝が痛くて歩くのが大変だった。 これにめげずに徐々にまたトライしようと思う。
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July 11, 2005
家の近くの八幡神社に、樹齢約350年の欅(ケヤキ)の木がある。 神社には源義家(1039~1106)が奥州征伐の時に戦勝祈願に立寄ったとされる口碑が書かれている。 そして1334年の古い地図にもこの神社が出ているとのこと。 時々早朝散歩する時に、境内に入り参拝する。
350年前とは、"明暦の大火"(1657年)で、江戸城の天守閣まで焼けてしまった時。その後、元禄時代(1688~1704)に入っていく。 松尾芭蕉は1689年に奥の細道の旅に出ている。 赤穂浪士の討ち入りは1703年。そのころから、この木は、この場所で、成長し、ずっと立っているのかと思い、欅(ケヤキ)の大木を見る。 何だか嬉しくなる。 誰もいない境内に、不図、芭蕉が入ってきたら・・・・、 大石蔵之介もここを、通ったかも知れない。など思いながら、境内で、小鳥の声を聞きながら、朝の空気を吸う。
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July 10, 2005
来日中の新谷弘実医師(米国・胃腸内視鏡専門医)の講演を昨日、鎌倉で聴いた。 30万人の臨床データ から、肉の過食、乳製品の過剰摂取が、全ての病気のもとでもあるとの要旨であった。
牛乳のカゼインは、癌細胞の成長のスイッチをONにする。 牛乳の加工(均等化)は、過酸化脂質にすること。 65'C~135'Cの殺菌は、酵素も死滅する。地球上の5000種以上の動物のなかで、他の動物のミルクを飲むのは人間だけ。市販の加工した牛乳を子牛に飲ませ続けると子牛は死亡する。 など、驚くべき発言であった。 牛乳の害については、ハーバード大学の研究成果(12年間、78000人の調査結果 )のサイト milksucks.com にも あるとのこと。
肉食、牛乳、酒、タバコ、夜食は、続ければ殺人と同じとの意見。 30年に亘って胃腸内視鏡検査に携わって来た医師の発言だけに、とても考えさせられた。 アメリカは凄い、病気大国でもあるが、医師のマクドナルド等ファーストフード批判、牛乳批判には、迫力がある。
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July 09, 2005
数日前、姉からもらった雑誌"President"7.18号に、清原とイチローの目標設定の違いについての記述があった。
清原は、憧れの巨人軍に入団を果たした直後から、長いスランプに突入した。 これは、脳が目標を達成したとたん、目標を見失って、脳の活性が低下した例と云う。 一方、イチローは、もっと野球がうまくなりたいと云う、目標の日々の再設定と、そのプロセスに意味を見出していると分析。
確かに、人生の目標設定の仕方は、極めて大切と思う。 巨人に入りたい。 横綱になりたい。社長になりたい。 持ち家を持ちたい。 医者になりたい。 結婚したい。 好きな車を買いたい。 などの目標は、極めて陥りやすい目標設定だと思う。 子供っぽい目標とも云えるかも知れない。
目標のなかに、自分の精神性を高めていく、修行のようなものを入れ、そこに意識を集中していないと、表面的な、薄っぺらな、目標と化し、目標喪失と失望をもたらし、むしろ不幸さえもたらすこともある。 車のナビゲーションの目的地設定の時に、目的地に、精神性を吹き込んでいいいないと、人生も足元をすくわれると思う。 好い記事を読ませてもらった。
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July 08, 2005
ついに起きてしまった、ロンドンでの大規模多発テロ。
暴力のエスカレートは、人間の醜さを現す。 戦争も原爆も 9.11テロも今回のテロも醜い。 市民を巻き込んだ無差別殺人に、大義名文は許されない。 人間の醜さを思う。 醜さが根絶できないなら、せめて醜さを自覚しその醜さを小さくする努力がいると思う。 人間には醜さも、美もあると思う。 暴力の応酬の嵐が、収まることを祈る。
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July 07, 2005
ヨーグルトのような動物性乳酸菌は、弱いのでなかなか小腸まで到達しないと云う。 一方、植物性乳酸菌は、塩にも酸にも強く、小腸にも到達し易く、善玉菌を増やす効果が大きい。ぬかずけ、たくあん、味噌、の類は凄いんだと思う。 七夕の日に、ぬかずけの話でした。
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July 06, 2005
昨日、JR桜木町駅前の地下道のエスカレーターの下り階段を、反対に上ってくる おばさんがいた。 真面目なのか、不真面目なのか、勘違いなのか、不明のまま、私は唖然として、その後、吹き出してしまった。
以前、エスカレーターでない駅の普通の階段を、わざとジグザグに上っていく おじさんを見かけたこともある。 箱根の登山電車のように、スイッチバック方式で、上って行った。
駅には、時々、この様な 驚くべき 脳への刺激光景がある。 人間は不思議だ。 想定外のことが多過ぎる。つい思い出し笑いをしてしまう。
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July 05, 2005
7/3の朝日新聞で、日本高血圧学会の広告に、キリンの血圧は260、貴方の血圧を知ってますか? と云う記事があった。 キリンの血圧? 確かに私の人生で、キリンさんの血圧までは関心が無かった。 それから、インターネットで血圧探検をした。
猫 171/123, トカゲ 14/10, 魚のニジマス 40/32, チンパンジー 136/80 ,七面鳥302/202との データ(Lindsay 報告)と云うのがあった。 報告では キリンは200/160~107 とあった。 (立位/臥位の測定データ)
因みにキリンは心臓に近い部分が260、 心臓より2mも高い頭の先まで血液を送るのに高い血圧ガ必要とのこと。 但し、首の部分では150くらいに低くなる。 首と頚動脈の間には、細かい血管が網状になったワンダーネットと云われるものがあり急激な血圧変化を吸収しているとの解説。
キリンの "Wonder Net" もさることながら、 世界は「Wonder」 に満ち溢れている事を思った。 よくみれば、ワンダフルな世界が広がっているんだ。
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July 04, 2005
先日、"サラリーマン金太郎"で有名になった俳優・高橋克典氏の対談を聞いた。
彼は、デビューが遅く28才まで、俳優を目指して、アルバイトとか不安定な仕事をしていたとのこと。
ある時、友人が、「才能は、誰にでもある。 それを 磨 く力 があるか無いかだけだ。」 と云った言葉に、彼は強く励まされ、頑張れたと云う。 彼のことは、良く知らなかったけど、ちょっと彼のファンになった。
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July 03, 2005
数日前夕方、横浜駅で、"みなとみらい線"の券売機の前で、切符の買い方が判らず困っているドイツ人が3人いて、私は声をかけ助けてあげた。彼等は海が見たくて、みなとみらいへ行きたいとのこと。 丁度インターコンチに行く予定の私は、彼等を海のそばのインターコンチネンタルホテル(ヨットの形、1/4円形の形のホテル)付近まで案内した。 彼等は、何と来日中のドイツ室内管弦楽団(German Chamber Orchestra)のコンサートマスターと団員であった。 その日は演奏がなく、海を見たくて、3人で池袋のホテルから出かけて来たとのこと。
彼等が演奏スケジュールを教えてくれたので、私は早速 7/1夜、上野の文化会館に行ってみた。 モーツアルト 生誕250周年 プレ・イヤー オール モーツアルト プログラムであった。 ピアノはブーニンとバリー・ダグラス。 2500人位の客席はほぼ満員。 私が道を案内した彼等が、颯爽と、ステージに現れ、モーツアルトを演奏し始めた時には大感激。 コンサートマスターは第一バイオリン、ほかの二人は第二バイオリン、ファゴットの奏者でした。
演奏終了後、団員がバスに乗り込む時、また彼等と会い、彼らは、私が来てくれたことをとても喜んでくれた。私はサインももらった。 今日(7/3)、彼らはサントリーホール、7/4は宮城県民会館の予定である。
駅のちょっとした出会いから、モーツアルトの世界へ、嬉しくてたまらなかった。
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July 02, 2005
7/1午後、銀座で、東京五輪に高1の時出場され400mメドレーリレー4位の木原光知子さんの講演を初めて聴いた。彼女の持つ、自然体の人間力は、会場をオーラで覆いつくす程のエネルギーがあった。 彼女は現在日本全国で10ヶ所のスイミングスクールを経営、更にウーマンズスイムフェシテイバルを発案、世界マスターズ大会でも50m 背泳金メダル等大活躍、「水を得た女達」等の著書も書かれ、まさに水を得た魚のように、宇宙と調和した様な、輝く生き方をされている。
自分を開放してのびのび生きることは、こんなにも、爽快なものかと云う、生きる事の素晴らしさを身体全体で表現されているようであった。 彼女は独身ですが、彼女の周りには沢山の素敵な水泳仲間がいる。
そんな彼女にも、過去の人生で、お金、男性のことなど、全てうまくいかず、殺してやりたいくらい憎い人間が3人もいて、恐い顔をして生きていた時代があると言う。 そして今は、ある程度、年をとったら 「許すこと、スーと流すこと」 の大事さを説いておられる。 修行を積まれた人間にしか云えない言葉だと思う。会場には元気いっぱいの89才のスイマー(21年前開始)も参加されていた。 木原さん自身のお母さんも60才から水泳を開始、現在85才で、ウーマンズスイムフェステイバルにも挑戦中と云う。
彼女は、70代、80代の人が、亡くなると、図書館一つが無くなるようなものとも云った。 これも素晴らしい発言と思う。 人間 木原光知子に、今日は、参った と思う感動でした。 "女性フォラム in Ginza" と云うセミナーに誘ってくれた姉に感謝である。
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July 01, 2005
昨日、パキスタンのジャーナリスト、ムハマド・ズベル氏の講演を聴いた。 以前中東に住んでいた私は、何度か訪れたイラクの情景・人々を思い出し、現在の惨状を聴きとても悲しくなった。 サダムフセインの圧制から開放する為に、テロの根絶の為に行なって来た筈の米国の介入なのに、人間の哀しさを感じる。
イラク社会の大手術には、人格的にも技術的にも優れた名医が、十分な設備・準備をして、行なうべきだったんだと思う。 空爆によるインフラの破壊、治安の悪化、市民の生活苦、化学兵器原因と思われる新しい奇病発生、これでは、「フライパンから火のなかに入った」ようなものではないかとさえ思った。
彼は、Newsは、" North,East,West,South "の頭文字で、東西南北の見方をすべきだと云った。 「イスラムから見える世界」について、もっと考えて見なければならないと思った。
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