診断名、"外向的引きこもり"
文藝春秋5月号のなかで、精神化医の斉藤環氏は、ライブドアの堀江社長を"外向的引きこもり"と診断、表現しているのが興味深い。 要約すると、即ち、世間で自明とされるさまざまな価値観への不信。手のうちを見せる率直さ。親や故郷、家族に対する理不尽な否認。 年長世代への反射的な嫌悪。 意思疎通の不器用さ。自信に裏打ちされない万能感。 そして世の中の引きこもりと最大の共通点は、「物語の欠如」と、「欲望そのものへの欲望」であろう。 と書いている。 私は、無機質な"物質的こころ"のようなものをイメージした。 斉藤医師の分析は、ちょっとした驚きであった。